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「大相撲の継承発展を考える有識者会議」による一代年寄制度の是非

日本相撲協会が設置した「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が二つの提言をした。一つは外国人力士の「入日本化」。もう一つは一代年寄制度の見直し。前者は、外国人力士が日本文化になじむ『入日本化』を促すこと。これはわからなくもないが、新弟子激減の昨今、むしろ外国人力士への門戸拡大を諮るべきではないか。もう一つは一代年寄制度の見直しというか廃止(有識者会議は「廃止」ではなく制度そのものが規定にないと主張)。理由は一代年寄の退任によって、師弟制度の継承が途中で打ち切られるという理由。これまで一代年寄は大鵬、北の湖、貴乃花の3親方に認められてきた(千代の富士は辞退)。しかし何故この時期に提言されたのか。それは明らかに、一代年寄を取得するに充分な、抜群の戦績を示してきた白鵬に一代年寄を認めないためだ。どうして白鵬はここまで嫌われるのか。張り手や三本締めだって、他の横綱ならあそこまで責められたのか疑問。外国人力士差別のようで、とても悲しい。もっともらしく、持って回った屁理屈をつけているのがいやらしい。野球賭博や八百長事件や東日本大震災の協会のピンチの時に、一人横綱で協会の屋台骨を支えてきたのは白鵬なのに。白鵬杯の貢献だって見逃せない。きっと失ってから、その存在の大きさを、みんな実感するだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/48b9f800a214dafc60c8d805a24fb80c56b76d29

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