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大相撲名古屋場所、そろそろ番付がヤバい

「相撲」名古屋場所展望号が届く。表紙と巻頭特集は「照ノ富士、貴景勝が綱取りに挑む」。そしてサブタイトルに「大関復帰をめざす高安」。ハッキリ言って番付がヤバいのである。名古屋場所では白鵬が進退を賭ける。その結果が引退であれば、横綱は空位となる。手術後の白鵬は千秋楽まで持つかどうかもあやしい。ここ2場所で連続優勝している照ノ富士が綱取り場所であることは当然。しかし貴景勝も5月場所が準優勝だったので、名古屋場所で優勝すれば「連続優勝に準ずる成績」となる。ここのところ優勝ラインこそ低かったが、照ノ富士は4回、貴景勝は2回優勝の実績を積んでいる。日本相撲協会にとっては、喉から手が出るほど欲しい横綱だろう。何しろ横綱土俵入りがない場所が続くことは、場所に画竜点睛を欠くである。しかもうまくいけば(例えば貴景勝が優勝して、照ノ富士が準優勝)東西に揃う可能性もある。そして照ノ富士、貴景勝、朝乃山と大関が3人抜ければ、大関は正代1人になるので、高安にも上がってもらって、大関も東西に並び立つ。ただ高安の昇進ラインは13勝、甘くしても12勝だろう。自分自身が日本相撲協会になった気分の妄想、これが名古屋場所最大の見どころである。今号は高崎部屋不祥事、東西新小結、引退力士など意外性のないテーマが多かったので、敢えてワンテーマで紹介。
https://www.bbm-japan.com/article/detail/20640

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