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田森庸介「無茶の猫丸③」電子復刻‼️

「わんぱっくコミック」の電子復刻シリーズ」である「わんぱっくコミック・リバイバル」第3弾。その③田森庸介「無茶の猫丸③」(徳間書店)。電子書籍版はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B09JJXVDDC/
 魔天城の五重塔で妖魔羽衣と対戦した猫丸は、妖魔羽衣の秘技の数々に苦戦するも、陳拳神・架楽利文左衛門・ヤズーらの助けで、羅紗王から猫姫を取り戻す。羅紗王の不始末に怒った暗夜魔将は影を遣わして、魔天城を破壊する。恐るべき暗夜魔将を倒すためには、三種の神器が必要と猫姫は語る。一つは猫丸の持つ竜神剣、他には海神鏡と天神玉。残る二つを探すために江戸に向かう一行。しかし失態を挽回すべく妖魔天心を頭とする妖魔幻幽衆六人(実は妖魔羽衣の一家)が立ちはだかる。再び猫姫を人質に取られ、新たな敵と立ち向かう猫丸たち。
 羅紗王を倒せば、また新たに湧いてくる新たな強敵。実力をつけてきたとはいえ、経験が浅い剣士見習いの猫丸には、まだまだ敵わない相手も次々と現れる。そんな時に心強いのが、かつて雌雄を決したことによって友情が芽生えた仲間たち。なんでもかんでも徹底的にやり抜く猫丸の心意気にほだされた面々である。残念ながら未完の本作品であるが、この先を思い描くのも、読者にとっての想像力の一つの楽しみかもしれない。猫姫が猫丸を評して言うこの一言が、猫丸そのもので言い得て妙。「ムチャな人ね」。

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