見出し画像

駅弁祭に振られて「祭」へ

近所のスーパーで「駅弁祭」が予定されていたので、手ぐすね引いて待っていた。行ってみたら「駅弁祭」のコーナーはなく「九州沖縄旅気分」というイベントをやっていた。どうやら「駅弁祭」は瞬殺で売り切れていたようだった。
 満たされない思いを充足するため、東京駅「祭」に向かう。もちろん駅弁は売っていたが、売場は縮小されており、品数もずいぶん絞られている。ほとんどの駅弁が大増で東京発。東北地方や甲信越地方の駅弁があまり見当たらずに物足りない。
 購入は「2020年駅弁秋の陣」で南関東エリア賞を受賞した東京駅「チキン弁当」@900と、大船軒「あじさいちらし」@1000。「チキン弁当」は1964年に誕生した齢56の老舗駅弁。大きな唐揚げが4つとチキンライス。唐揚げは醤油味のハッキリした味でダイナミック。チキンライスには炒り卵と薬味がのって、味を引き立てている。「あじさいちらし」は海鮮ちらしに、名物の「鯵の押し寿司」が二つ付いている。酢飯そのものが美味しくて、華やかに鯛や鮭が舞い踊る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?