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「相撲」名古屋場所総決算号

「相撲」名古屋場所総決算号が届く。
https://www.bbm-japan.com/article/detail/22337
表紙は千秋楽の結びの一番で照ノ富士を下した直後の白鵬の鬼の形相。14日目、千秋楽の取り口から白鵬非難の記事が目立つのではないかと心配したが、それはあまりなくて安堵。もともと白鵬引退を想定していたのか「話の玉手箱」という角界エピソード発掘コーナーのテーマは「白鵬」。
 その他の話題として、横綱昇進を決めた照ノ富士。伝達式の記事が秋場所展望号で大きく扱われることだろう。新三役では期待の若隆景が苦戦で大きく負け越し、予想と反して明生が生きのいい相撲で勝ち越し。新入幕の一山本はあと1勝というところで5連敗してようやく勝ち越し。新十両インタビューで好感が持てた荒篤山も大きく負け越し。若隆景、荒篤山には所謂「家賃が高かった」ということか。次の秋場所の番付予想は新十両こそ3人だが、三役陣の入れ替えなし、入幕は豊山1人とあまり大きな変動なし。むしろ新十両が期待の大器・北青鵬とケガで苦労した村田とフレッシュな顔触れ。
 興味深かった記事は「幕末の相撲年寄」山分勝五郎のその後。第6代横綱であった阿武松緑之助の弟子であった山分勝五郎は、長州藩の倒幕部隊「角力隊(力士隊)」に入って戦った。そんな部隊があったという驚きと、力士といえども幕末の激動と密接に関わっていたことを実感。どうやら明治16年まで生き延びて、山口県の地方相撲興行に関わっていた模様。

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