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男子もすなるテレビ体操

朝のテレビ体操で衝撃が走った。前半の3人による体操で見慣れない姿が一人。アシスタントの誰かが髪を短くカットしたのか?と思ったが、何となく服装も違う。よくよく見れば、ゲーっ、それは男性だった。「テレビ体操」は10月1日から出演者を入れ替え、女性アシスタントから清水紗希が抜けて、新たに新井庸太、石川裕平、杉井勇介の3名の男性アシスタントを加えたのだ。ついでにピアノ演奏にも若手の細貝柊が加わった。引退の清水紗希は、2013年に東女体大を卒業してテレビ体操の世界に入ってきた方で、最も古株だった。しかしながら彼女はテレビ体操の編成事務でも働いており、この先も目に見えない裏方として「テレビ体操」を支えてくれることだろう。https://www.nhk.jp/p/tv-taisou/ts/6Q257N6M74/
 女の園だったアシスタント陣に、男性の登用という衝撃に唖然茫然。1957年から続く番組に訪れた64年目の改革。しかし「アシスタントが女性だけなのはおかしい」というような声も上がっていたのかもしれない。看護婦が看護師、保母が保育士、スチュワーデスが客室乗務員と呼ばれるようになったように。そう言えばレオタードの着用なども消えていたような気がする。そのうち「若い人だけじゃない」と老人が出てきたり、「テレビ体操をしているのは日本人だけではない」と外国人が出演したりすることもあるかもしれない。まさか「動物にもエキササイズが必要」と犬や亀が出てくることはないだろうが。冗談はさておき、最近のNHKは朝の連続テレビ小説でイケメン俳優起用による成功が常道となっていた。そこから育って行った男性スターも多い。朝のラジオ体操、テレビ体操も年配の女性の参加者が多い現状を考えると、今回のイケメンアシスタントの導入は、至極当然な時代の潮流だったのかもしれない。

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