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「にいむら」のトンカツに人生を教えられ

ホワイトデーのお買い物の帰りに、かねてからの課題店であるトンカツ「にいむら本店」へ。西武新宿駅前にある繁華街の一角。お店は新しく結構な大箱である。業界の先輩に「トンカツならここ」と太鼓判を押されていた。
 オーダーは「ひれかつ定食」@1080。豚の素性は明かされていないが、ロースは鹿児島産黒豚。ヒレは国産豚との説明。最近は林SPF使用を前面に打ち出している有名店が多いが、西新井大師のトンカツ屋に行った時に肉種を訊くと「うちのはこのへんの肉屋のふつうの豚だよ」と大笑いされた。なんだかそういうことにナーバスになっていた自分を恥ずかしく思ったものだ。ここのお肉は素直で筋がいいという印象。だから塩で食べるより、ソースで食べる方がピッタリくる。敢えて言うなら目黒「とんき」のトンカツに近い。トンカツ食べるなら、おおらかな方がいい。「職人ぶって、通ぶって、理屈を捏ねくり回すのはやめよう」と「にいむら」のトンカツに語りかけられた気がした。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13010847/

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