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神保町シェア型書店ブラブラ歩き🚶

 業界の大先輩にインスパイアされて、神保町のシェア型書店を覗いてきた。シェア型書店は棚貸しの、不動産屋みたいな書店である。自分としては、千駄木「TAKIBI」が1ヶ月持たずに閉店したのがショックだった。主宰者は自分の人生のロールモデルな方だったから。だから他のパターンとどう違うのか見てみたかった。
 先ず1軒目はネオ書房。行ってみたら、そこはかつて足を踏み入れたことのあるお店だった。怪獣とか昔の漫画や児童書全集とか、超マニアックな本ばかり置いてある。そこで喫茶しながら本を読んだり、持ち込んで売ったりできる。結論としては、ここが最も必要とされて、最後まで生き残りそう。

ネオ書房の入口
ネオ書房の店内風景

 2軒目はパッサージュ。ここはネオ書房と違って、お洒落な雰囲気。だから喫茶もネオ書房の1.5倍くらいの値段。でもこれだけ雰囲気が違えば仕方がない。棚には有名著者のサイン本とかが在庫に混じっている。経営的にも2軒目、3軒目と増殖しつつある。本屋というより喫茶店としての価値が高そう。

パッサージュの店内風景
パッサージュの喫茶室


 3軒目に今村翔吾先生が神保町に出した「本丸書店」。ここには雑誌「イコール」を出した橘川幸夫氏が「深呼吸書店」として出店している。ゴールデンアイラインの線上にある、とても良いロケーションだった。作家の鳴神響一先生も棚主になられたとのこと(レジ横第1章第4節)。ただ現状ではまだ棚主がいかにも企業協賛っぽいところが多く、未契約棚も多くて、まだまだこれからという印象だった。ちなみに利用料金は入会金12,650円、月額4,850〜9,350円(場所によって変化)、販売手数料5%。他店と比べて安い例も高い例もある。キャッシュレス対応、常員配置、無休、販売時点で棚利用者にメール告知機能などサービスレベルは高い。

本丸書店の外観
深呼吸書店のシェア棚

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