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浅草「釜めし・むつみ」の職人芸

浅草「釜めし・むつみ」。先日「グリル佐久良」に行った時に隣だった。創業52年の老舗である。ずいぶん以前に一度来た記憶があるが、果たして定かなものかあやしい。今どき珍しい完全畳敷き(掘り炬燵式ではない)。ちょっと面喰らうのは、やたらと早口の店員さんが出てきて、猛然とメニューの説明を始めること。ここにはセットメニューにバリエーションがあり、アラカルトも受けるため。
 久しぶりというか、実質初回に近いので、先ずはノーマルに「五目」@1000。釜飯が出てくるまで45分。しかしランチには小鉢が二つ出るので、間が持たないということはない。この日は、自家製豆腐の冷奴と野菜の炊き合わせ、それに味噌汁が付く。釜飯のご飯はちょうど良い味加減。海老、鶏肉、浅蜊、椎茸、筍などの具材入り。最大のポイントは鍋底のお焦げ。これがなかなかそう簡単には取れない。ここで再登場の早口兄さん、見事な職人芸でお焦げを削ぎ落としてくれる。信じられないくらいに大漁の収穫。パリパリした柔らか煎餅のような食感。もう千円ポッキリとは思えない大満足で至福の時間。ここは再訪決定、次は穴子か小柱あたりの、もうちょっとリッチ版でいくか。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003756/

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