脱サラ大学院生のお金事情

「脱サラして大学院行くことにした!」
というと、二言目に聞かれるのはお金のことである。

生活は?お金は?
「自力で調達する」の一言につきる。

もちろん、フルタイムで働きながら社会人大学院生をすることも可能でしょうし、夜間や休日を利用したものも多くあるのは承知の上だ。
そうやって両方をこなした友人もいるし、オンラインでアメリカのMBAを取った友人も知っている。
しかし、私はそれを選ばなかった。

理由は一つではないが、どうやら道はあるらしい、ということを人と話す中で発見したのだ。
何事も、特にお金に関することは情報戦だ。
そして、大量の書類に追われてもめげない気持ちが非常に大切だ。
今年は博士後期課程1年ということもあり、様々な書類や手続きに泣きそうになっていたら4ヶ月過ぎてしまったのだけれど(笑)。
(それを愚痴っていたら指導教官に、少なくとも前進しているんだから悲観的にならないように、と諭された。我が指導教官は私の心のよりどころと言っても過言ではない。)

奨学金の審査基準は何か。給付型か、貸与型か。貸与型ならば金利は。
団体の趣旨は。必要書類は。
それぞれの団体で求められるものは違うが、そこまで大きく違うわけではない。ということは、自分のことさえしっかり書ければ、そこまで時間はかからない。
ということは、結論、調べて、出す。それを繰り返すだけだ。

大学3年生の冬、就職活動中に50社以上受けて1社しか受からなかったことを思えば、10以下の書類なんて大したことはない。

お金の心配をしてくる人は、私がそこまで行動していることを知らない。
そして、意外と同級生たちも奨学金の情報は少ないし、挑戦する人は少ないということに気づいた(これは大学院によるのかもしれないが)。

申し訳ないが、特に学内の奨学金に関してはライバルなのである。
ライバルに情報を与える気なんてない。
そして、ここで生きてくるのが経理時代の経験。借金=悪ではない。
たとえ貸与型で返済が必要でも、奨学金の金利なんて世の中のローンに比べれば本当に微々たるものだ。場合によっては無金利なんかもある。感動レベルだ。
それを借りることで自分の生活をまもりながら、学生生活を満喫できるなら利用しない手はない。
というか、こんな低金利でお金を借りることができるなんて早々ないチャンスだ(しかも無担保)。

「もっと学生時代にちゃんと学んでいれば」
クイズ番組や世の中でよく聞く言葉だ。私は自慢ではないが社会人になってからもなんだかんだと資格を受け続け、今に至るまで家でゴロゴロしている時期はほとんどない。
だから、私にとってはただの言い訳にしか聞こえない。

特に大学院は自分の努力次第でどうにかなる。
これを声高に言えるようになるのは、博士号を取得してからだと思っているので、今のところはここに書き留めておく程度にするが、
言い訳をする暇があったらなんなりと調べればいい。

もちろん様々な事情があるのは承知だが、文句を言いながらYouTubeを見てるひまがあったら調べたらどうでしょうか。

まぁ、私も最近はサボり癖がついてしまい非常に困っているのだけど。

最近の書類地獄に疲弊し、以前ほど熱を持って取り組めていない自分への喝も込めて。

研究助成金取れますように(祈)

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