見出し画像

残念! 服薬のため、献血キャンセルしました。 ~服薬と献血について~

先週喉の痛みと嗄声があり、耳鼻科を受診したところ、喉に膿が付着しているので細菌による症状だろうと言われ、抗生剤を処方されました。(もしかして溶連菌感染症かな?)
通常の風邪はウイルス性のものが多く、抗生剤が効かないことが多いので処方されなくなってきましたが、このように膿んでいたり、鼻汁に色がついていたりして、細菌による影響が疑われる時は抗生剤が処方されることがあります。
抗生剤は他の風邪薬と違って注意が必要なことが多く(今度書きますが)、そのひとつが必ず飲みきらなくてはならない、ということです。風邪薬は症状がなくなったらやめても大丈夫ですが、抗生剤は処方された分残さず飲まなくてはいけません。
そして抗生剤は飲み終えて3日は献血できないのです!
もちろん、献血はする側の健康が第一なので、病み上がりに献血するものではないのですが、抗アレルギー薬のように内服していても献血できるお薬と、内服が終わってもしばらく献血できないお薬etc.いくつかの分類があります。
献血する側、輸血を受ける側への影響度などによって決められているのですが、例えば赤十字のホームページでみるとこのように書かれていています。



内服中の薬があったら、自己判断せずに問い合わせてみるのが一番です。

こうした分類は、薬の影響度に加えて、薬の残りやすさも関係してきます。

薬は体内に入ってから効果を発揮し、排出されるまでに多くの過程を経ています。

ですから、有効血中濃度を維持できるように服薬時間が決められています。

血中濃度が高すぎても低すぎても良くありません。

薬がどのくらい体内に残るかは、薬の性質に加えて、肝臓や腎臓などの働きによって変わってきます。

例えば、同じ薬でも高齢になると体に残りやすくなったりもします。

輸血をされる人は、大怪我をした人というイメージがあるかもしれませんが、8割は病気の患者さんです。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/k_isyoku/yuketsutyousakekka.html
そしてこうした病気の方は、高齢の方が多くなります。さらに病気で体の機能が低下していると、様々な薬の影響を受けやすくなります。

献血をする方のほとんどは善意の持ち主でしょうから、内服している時に無理して献血することはないでしょう。
私も、せっかく予定していたのに、という時など、残念な気持ちになることはありますが、輸血を受ける側のことも考えて 
まず自分の健康状態を改善していきたいと思います。

お薬の血中濃度についての資料
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/yakuiku-03/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?