リザードンHR争奪戦準優勝の妻とリザードンSRを購入した夫の大会レポート(解説)
はじめまして、やどうどんと申します。
note初投稿ですので、温かい目で読んでいただけたらと思います。
今回はリザードンHR争奪戦に夫婦で参加してきましたので、当日までの練習で得られたことと、当日の大会レポートを書かせていただきます。
ちなみに夫は予選2勝と順調だったものの、最後の1戦はたね切れで負け。取られたサイドの枚数差で敗退となってしまいました。
私は決勝トーナメント進出、決勝まで行ったのですが残念ながら準優勝という結果になりました。
ですが、負けたことで得られたことも大きいので皆さまの参考になればと思います。
ほとんどは無料記事にしていますが、当日の大会の様子や、負けたことで分かったシールド戦の戦い方などは有料にしております。
夫がシールド戦敗北後、やけくそでリザードンV SRを購入してしまいましたので、家計を応援してくださる方は購入していただけると幸いです。(笑)
まず、練習にはリザードンHR争奪戦シュミレーター(http://www.fradeza.com/sideprojects/lizardonHRsim/)というサイトを使わせていただき、連日何度も何度も練習を重ねました。
BOXを夫婦で合計4BOX買ったので、そちらを使って組んでいましたが、もちろんプロキシでもOKです。
何度も対人戦を行い、必ず対戦後に相手と感想戦をして、立ち回りやカードの採用可否をじっくりと協議してください。
その中で、やはり大切なのはカードの強さや組み合わせをしっかり考えることだと感じました。
それぞれのカードの評価をタイプ別にまとめました。
タイプ別カード評価
草
(いれない)
・ビードル、コクーン、スピアーライン
基本的にいらないです。
まずビードルのHPが40なのが非常に弱く、レジロックのがんせきおとしで先2でやられます。
スピアーまで立てれたとしても、それよりもっと早く120出せるポケモンはたくさんいるのでいりません。
・タマタマ、ナッシーライン
こちらもタマタマがHP60と弱く、ナッシーのドタマわりも技を複数持っていたり進化されることで意味をなさないのでいりません。
・クヌギダマ
進化先のフォレトスは一見えげつない性能を持っていますが、非Vに対してコスパが悪いことと、エネルギーを4つ失ってしまうことがデメリットです。
・シェイミ
こちらはバトル場にエネがついていないポケモンがいた場合意味がないことと、そもそもコインゲーはリスクが高いです。
・セレビィ
上技はセキタンザンVをワンパンする性能を秘めていますがHP60なので基本入れません。
(いれる価値あり)
・ダダリン
これはツインエネとアロマエネルギーの2種類が当たっていた場合入れる可能性があります。
ただし、逃げエネが3と重いことから採用は微妙です。
・ヤンヤンマ、メガヤンマライン
枠があればセキタンザン対策として1-1、もしくは2-1、2-2でいれる価値は十分にあります。
メガヤンマは逃げエネ0であり、とんぼがえりでダメージを受けないようにベンチに帰ることもできるので優秀です。
・ゲノセクト
ベンチにも50点与えられることがとても優秀です。草で組む場合、当たったらいれてあげてください。
・ザルードV
間違いなく優秀です。エネ加速できるのはもちろん、HPを回復できることも相手にとってはとても嫌です。ただし、鋼に対して弱く、70点しか入らないので、どのポケモンにダメージを与えるかよく考える必要があります。また、セキタンザンVもワンパンできないので気をつけてください。
雷
(いれない)
・バチュル、デンチュラ
まずバチュルのHP40が弱いです。またデンチュラもマヒがコインゲーなので安定を取るためいれません。
・バチンウニ
デンリュウと組み合わせると強いように思われるのですが、HP80のため、技が2回ほどしか打てない可能性が高いです。そうなると、20ダメージが入らず、デンリュウの技と合わせて50までしか入らないのでHP60以上を倒すことができずなかなか厳しいと思います。
(いれる価値あり)
・デンリュウV
上技が2エネで混乱が強いです。逃げさせるかポケモンいれかえを使わせる動きを相手にさせることができます。下技もトゲキッスVをワンパンできるのでgood。ただし逃げエネが3と重いことはデメリットです。
・ライコウ
このカードが出た場合のみ3色で組む価値があると思います。今回HP120のラインのポケモンも多いので、ベンチに120飛ばせるというのがかなり優秀です。
・ラクライ、ライボルトライン
これはサポートがパックから2枚しか当たらず、2-2、または2-1で当たっている場合採用を考えていいと思います。ラクライがHP60であること、ライボルトに進化しても雷で組んでいなければ置物になってしまうことがデメリットです。ただし、ライボルトの逃げエネ0は評価できます。
・ゼクロム
今回、逃げる以外でポケモンを入れかえる手段がポケモンいれかえしかないため、マヒはとても強いです。ただし、自傷ダメージが60と大きく、また逃げエネも3と重いことから採用は要検討です。枠があれば採用してもいいと思います。
・ゼラオラ
まず逃げエネが0のたねポケモンというのが優秀です。万が一初手で出てしまっても、壁にしてベンチで育てたポケモンを出しましょう。ただし非Vに対しては30、Vに対しても110というダメージはやはり高くないので注意です。
超
(いれない)
・ピッピ、ピクシーライン
ピッピは確かに決まれば強いかもしれませんが、相手依存なこととHPの低さから採用はしません。それに伴いピクシーもいりません。
・カゲボウズ、ジュペッタライン
こちらもカゲボウズがHP60なことと、ジュペッタの特性が今回強いたねポケモンを使う傾向にある環境の中でいまいち刺さっていないことから採用しません。
・デデンネ
こんらん、10、弱いです。
・ゼルネアス
今回は相手に少しでもダメージをいれることが大事なので上技を打っている暇は正直ないと思います。また、下技も3エネで100と弱く、自身の回復もそこまでメリットがありません。
・ディアンシー
バトル場にいないと発動できない特性が弱いです。また技も今回のサポートが少ない環境で条件を満たす確率も低いので採用しません。
・ザシアン
相手依存である技とHP110というところが微妙です。そしてそもそも3色で組まないほうがいいです。
(入れる価値あり)
・キリンリキ
マホイップ VMAXの技が60刻みなので、あと10、20点で耐えてベンチに下がられたポケモンを狩ることができます。
枠があれば採用してもいいと思います。
・マホイップV、マホイップVMAXライン
マホイップ の下技は弱点のハガネールと対面しても技を使えなくして封殺できるので強いです。また、VMAXは唯一のダメージが青天井なので最後のフィニッシャーとしてとても優秀です。ただし、逃げエネが思いこととエネをトラッシュして技を打つことの噛み合わせが悪く、逃げられなってしまわないよう注意です。また、ルカリオにワンパンさせられてしまうので注意。
闘
(いれない)
・ウパー、ヌオーライン
ヌオーの技の条件が厳しすぎです。
・ツボツボ
表を連続28回出せば勝ちですが厳しいです。
・イワンコ、ルガルガンライン
ルガルガンの2エネ70が寂しすぎます…。
・ザマゼンタ
ザシアンと同様、3色なので不採用です。
(入れる価値あり)
・リオル
進化先のルカリオが強いので、採用の可能性ありです。
・レジロック
がんせき落としは抵抗力を計算しないので先2で殴り出すには優秀です。また、今回の鬼門であるHP130のポケモンもワンパンで倒せるので採用の価値ありです。ただし逃げエネの重さに注意です。
・ジガルデ
1エネで30点とHP150はとても優秀です。ただし、下技が条件が厳しいことと、逃げエネの重さがネックです。レジロックが当たらなかったらいれてもいいかもしれません。
・セキタンザンV、セキタンザンVMAXライン
セキタンザンVのやきこがすのやけどダメージは意外と優秀です。またVMAXのふんかだんは運ゲーもありますが、エネルギーならなんでもいいことと、エネ加速ができること、1エネで最低40与えられることが優秀です。こちらも逃げエネの重さに注意です。
鋼
(いれない)
・フォレトス
クヌギダマ参照。
・メタング、メタグロス
ダンバルから2-2-2で当たっているなら採用してもいいかもしれませんが、2進化ラインはドデカバシラインのほうが優秀なのでそちらを優先してください。
・ジラーチ
特性は強いですが、逃げエネ1を払ってまで使うかと言われると微妙です。
(入れる価値あり)
・ハガネールV
間違いなく今回のNO.2ではないでしょうか。HPも高く、ダメージを受ければ受けるほど相手に与えるダメージも大きくなります。今回全体的に鋼が強いので、鋼軸で組んでください。ただし逃げエネ4のところだけ注意してください。
・ダンバル
このポケモンを入れるかいれないかが一番の悩みどころではないでしょうか。私の考えでは、
①無理なく鋼エネを入れて組むことができる
②ダンバルが1or2枚当たり、当たった分だけ入れる余裕がある
③サポートが2or3枚しか当たらなかった
この3つを全てクリアできていれば入れる価値は十分にあると思います。たね切れを防ぐことと、後1先2で倒されにくいHPが優秀です。ただし逃げエネが2なので、相手があえて倒してこず、ベンチのポケモンを好きに育てられてしまう可能性があるので注意してください。
・ルカリオ
1エネ40、1ドローが強く、下技もマホイップVMAXをワンパンできる性能を持っており優秀です。ただし、1-1採用になるとリオルが弱いので進化できないとかなりきついです。2-1か2-2が理想。
・ディアルガ
HP130と高いこと、ダンバルに使った逃げエネ2をディアルガで別のポケモンや自分自身につけれることが優秀です。また下技も130出るのが素晴らしいです。ただし、2エネトラッシュなのでもう一度鋼エネつけるプランか逃げるプランをしっかり立ててください。
・マギアナ
HP90と多少こころもとないものの、2エネで打てる点、相手のベンチ展開を抑えることができる点は優秀です。なにもできなければ手札リフレッシュしましょう。
・ガラルマッギョ
このポケモンは憎いほど強いです。個人的にはゴツゴツメットをつけて、技を打ってきた相手に50のせることができるとよりよいのでは、と思っています。また、技の効果で逃げられなくすることにより相手を詰みの状態にすることも可能です。無色エネで打てるのでかならず入れましょう。
無色
(いれない)
・ルギア
250ダメージは素晴らしいのですが、シールド戦で手札が6枚以上になることは少ないのでいれません。
・レックウザ
ザシアンたちと同様、3色必要なので不採用。
・ペラップ
基本エネルギーを山札から取ってこないと回らない状況がすでにまずいので、エネルギーをたくさんいれてください。
(入れる価値あり)
・トゲキッスV、トゲキッスVMAX
今回のシールド戦のNO.1ポケモンは間違いなくこの子です。ダイグライドで好きなカードを2枚持ってこれるのは破格の性能です。サポートが少なくてもトゲキッスがいれば大丈夫。また、逃げエネが0なのも非常に優秀です。また無色で打てるのでサブアタッカーによって入れるエネルギーを決められることも優秀です。ただし技のダメージが他のV、VMAXたちに比べて低いのできちんと倒し切るプランを考えることが重要です。
・トルネロス
1エネで特殊エネルギーをトラッシュできることは、出すだけで相手にプレッシャーをかけることができます。また3エネ120も無色で打てるため優秀です。逃げエネも1で軽い!
・ツツケラ、ケララッパ、ドデカバシライン
この子たちがどれだけ当たるかで試合が変わると言っても過言ではありません。個人的には当たったら当たった分だけ必ず入れてください。(ただし、ツツケラを3枚入れる必要はないと思います。2-2-2、2-2-1が理想。)
ドデカバシのループキャノンはツインエネルギーと組み合わせると無限に160打てるので非Vに対してかなり強く出られます。
・ヤレユータン
どうしてもサポートが少ない場合は入れてみる価値はあると思います。ただし、そもそも当たる確率が低いので想定しなくても大丈夫です。
トレーナーズについて
英雄のメダル以外はすべて入れてください。
特殊エネルギーについて
ツインエネルギーは必ず入れる。(ただし非Vで無色2が入る技を持っているポケモンが1匹もいなかったらいれなくてもいいです。)
アロマ、ストーンは草、闘を使うなら入れてください。
カードの組み方
次にカードの組み方です。
まず前提としては
・HPが60以下のポケモンは入れない
・進化ラインを採用するときは配分も含めてよく考える
・弱いポケモンは入れない
・逃げエネが重いポケモンは要検討
・エネルギーは2色で組む(ライコウが出て、噛み合っている場合のみ3色)
これを守ってください。
はじめに、トレーナーズを英雄のメダル以外入れます。大体8枚ほどになると思います。
次にメインアタッカーとエネルギーの色決めです。
まず、一組のV、VMAXが当たり、もう一枚のVが当たります。まず、VMAXのラインを必ず入れエネルギーを決め、もう一色はVもしくは非Vのサブアタッカーのタイプで決めます。
例えばセキタンザンVMAXとザルードVが当たった場合は闘と草です。
また、VMAXのラインと別にマホイップVのみ当たった場合はマホイップVはいれずに他のサブアタッカーを決め、その色を入れたほうがいいです。(マホイップV単はなかなかきついです)
トゲキッスVMAXの場合はもう一枚のVの色と鋼で組むといいと思います。(今回は鋼が強いので)
1色で組みたい場合は、同じエネルギーは15枚までしかいれれないので、15枚以上入れる場合はVMAXの弱点をついてくるタイプの弱点のエネルギーを入れると牽制になります。(トゲキッスVMAXの場合は雷弱点になるので闘を入れる)
メインアタッカーを決めたら次はシステムポケモン、サブアタッカーを入れていきます。(タイプ別の評価を参考にしてください)
たねポケモンだけで9枚〜12枚、進化込みで15枚くらいにします。
残りの枠はエネルギーです。特殊エネルギーを必要な分入れて、全部で16枚〜19枚くらいにします。できれば17枚以上は入れたいですね。
またダンバルを入れる場合、初手で鋼エネルギーを引きたいので9枚以上は入れたいところです。
練習でしっかり手順を守って組む練習をすれば、素早く組むことができ、残りの時間はしっかり考察して微調整する時間ができると思います。
あとはひたすら練習です。練習で意識したいのは
・弱点と抵抗力を念頭に入れて、いろんな状況においてダメージを相手にどれだけ入れられるか計算する。
・逆にどれだけ耐えられるかも計算する。
・逃げることに対して無理なくエネルギーがはれるか確認する。
・上手く回らなかったり、必要ないと思うポケモンがいれば変えてみて納得できるまで何度も対戦してみる。
とにかく、ダメージ計算と逃げエネの使い方をしっかり確認してください。
当日の対戦レポート、反省点
ここからは当日のレポートになります。色々実際に出てみて感じたことや反省点を書いていますので、是非応援も込めて購入していただけると幸いです。
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