「おとり物件」が無くならない理由
本日、僕が学んだ事があります。
それは、不動産仲介業者の「おとり物件」についてです。
おとり物件とは・・存在しない物件の広告宣伝をしお客様をおびき寄せる手法
昨日、とあるお客様から1件の物件紹介の希望が御座いました。
僕は仲介業者の為、いつも見る業者専用サイト「レインズ」で確認をした所、物件の情報は消されておりました。
そこで、紹介希望の物件の掲載がしてあったSUUMOの仲介業者に確認した所・・
「現在も募集中ですのでご紹介可能です!」との事でした。
おとり物件の可能性があると見て、僕はその物件を管理している会社をネットで調べ上げた所、その物件は1番手の募集が入っており本来ご紹介が難しい物件となっておりました。
もし、僕が本当に部屋を探しているお客様の立場に立つと期待が無駄になってしまうのと、店舗に行った事が無駄足になり時間のコストも掛かります。
「紹介できます!」と言って店舗に行ったとすると
高確率で「この物件は本日埋まってしまったので別の物件をご紹介します・・」となります。それでも良いのですが気持ちは良くない気がしますね。
仲介業者の立場になって考えてみると気持ちも何となく分かります。
何故なら、仲介業者は「SUUMO」からくるお問い合わせ1件に数千円とお金を払っております。
「物件が埋まってしまっております」と行って断っても数千円は掛かる訳で、仲介業者の立場で考えるとどんな手を使ってでもお客様を呼んだ方が利益に繋がるのです。上司からは「何でもいいからお客様を店に連れてこい」と言われている様に思えます・・
ただおとり物件は悪意だけでは無く、物件の消し忘れなど不注意の場合もありますので、おとり物件を掲載している業者全てが悪ではありません。
この様な理由で「おとり物件」は永遠に無くならないと言う事にきずきました。
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