なぜ、建設コンサルタントが製造業向けSaaS事業に取り組むのか?
※本記事は2024年5月13日に投稿した記事です。
こんにちは!note編集部の鈴木です。
当社は1963年の創立以来、総合建設コンサルタントとして、主に官公庁向けに社会インフラ整備や関連調査・設計を手掛けています。
近年、これまでの経験を活かして、民間企業向けの新規事業も手掛けています。その代表例が製造業向けSaaS「MENTENA」です。
時々、クライアントや協力会社からこんな質問を受けます。
「なぜ官公庁向け事業を長年行っている企業が、
新規事業として民間企業向けにSaaS事業を展開しているのか?」
そこで今回はそのような疑問にお答えすべく、当社のSaaS事業チームにインタビューしました!
この記事はこんな方におすすめです。
それでは、ぜひ最後までお読みください。
設備保全システム「MENTENA」とは
MENTENAの紹介
ーまずは当社のSaaS「MENTENA」について簡単に紹介していただけますか。
芝淵さん:「MENTENA」は脱エクセル・脱ペーパーを実現し、現場の働き方改革を促進するクラウドサービスで、主に設備保全に関わる方にご利用いただいています。工場設備や現場管理業務のシステム管理への移行により、作業の効率化と点検履歴の効果的な管理が可能になります。
ーMENTENAの強みは何でしょうか?
芝淵さん:誰でも直感的に理解できるクリアなデザイン、初期費用不要の定額制、導入から運用までサポートする体制が整っています。また、無料トライアルも実施中です!
MENTENAの詳細についてはこちらの動画をご確認ください。
当社におけるMENTENA事業の位置づけ
ーここからはMENTENA事業を成長させてきた事業責任者の山口さんにお話をうかがいたいと思います。当社におけるSaaS「MENTENA」事業はどのような位置づけになりますか。
山口さん:当社は官公庁向けに60年以上、土木分野のコンサルティングを提供してきた企業です。これまで培ってきた社会インフラ整備に対する技術をより広く提供し、社会に貢献できるよう模索していて、多くの新規事業に取り組んでいます。
その中でもMENTENAはこれまでのコンサルティングとは異なり、ストックビジネス、つまりITサービスを提供してその対価をいただくという、当社としては初めての取り組みとなります。
なぜ「製造業向け」SaaS事業なのか?
メンテナンスという縁の下の力持ちに光が当たる社会
ーなぜ「製造業向け」のSaaS事業なのか、特に設備保全の分野に焦点を当てた理由は何でしょうか?
山口さん:製造業は国内総生産(GDP)の約20%を占めており、この経済の柱を支えるために、設備の効率的な運用と保全は不可欠です。しかし、製造業の中でも保全の現場は特にアナログ管理が多く、改善の余地が大きいと考えています。
また、当社が持つ社会インフラの維持管理に関する深い知見は、製造設備保全とも共通しており、多くの価値を提供できると考えています。メンテナンス(保全)という縁の下の力持ちに光が当たる社会を目指しています!
建設コンサルティングの業務とのシナジー
ー今後の展望について教えてください。
山口さん:当初、私たちは設備保全に関するサービスのみを提供する予定でした。しかし、取引のある多くの現場担当者から話を聞くことで、設備保全だけでなく、製造工場全体の運営に関わるさまざまな課題が明らかになりました。課題の中には、環境負荷の低減(自然エネルギー利用や水リスク管理など)が含まれており、当社の得意とする建設コンサルタントの技術で対応可能です。私たちは、製造工場のインフラを環境面も含めてしっかり管理することで、生産性、品質、そして信頼性の確保に貢献したいと考えています。
MENTENAチームについて
八千代エンジニヤリングに入社・転職した理由
ーそれでは続いて、八千代エンジニヤリングに入社した理由を岩﨑さんに聞いてみましょう。
岩﨑さん:SaaS事業は元々興味があり、いつかチャレンジしたいと考えていたため、八千代エンジニヤリングに入社しました。当社のMENTENA事業に携わりたいと思った理由は主に2点です。
1つ目は、製造業の保全クラウドサービスは、効率化やコスト削減などのニーズが高まっている中で、成長が見込まれる領域であると感じたからです。
2つ目は、製造業は世界的にも重要な産業であり、その中でも特に保全やメンテナンスの分野は重要視されているため、将来的な安定性やキャリアの発展可能性が大きいと考えたからです。
ー對馬さんは2年目になりますが、入社の決め手や魅力に感じたところを教えてください。
對馬さん:魅力としてはチームとしての団結力が高く、皆が仲良く協力し合っているところです。
経営理念でもある人間性の尊重を一人一人体現していて、その一員になりたいと強く感じました。また、挑戦できる環境が非常に魅力的です。
ー普段からいろんなお客さまと接する中で感じるMENTENAに寄せられる期待や、企業さまの課題感というのはどのようなものでしょうか?
對馬さん:私はフィールドセールスチームの一員として、設備や施設をお持ちのさまざまな企業への提案を日々行っています。
働き方改革や業務効率化に向けた「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進する企業が増えていて、人材不足への打ち手強化や生産性向上、事業の最適化に課題を抱えている企業がとても多い印象です。
MENTENAでは多くの企業が抱えている課題を解決し、企業のありたい姿の実現を目指して伴走支援を行っています。
芝淵さん:私の所属しているカスタマーサクセスチームでは契約後のお客さまから多くのご意見をいただきます。その中でも、さまざまなデータの一元管理について期待を寄せられることが多いと感じています。他サービスとの連携や蓄積されたデータをもとにしたサービス提供によって、さらに価値提供に寄与できると考えています。
新規事業に関わるやりがい
ーMENTENAという自社サービスの成長に関わる中でのやりがいや仕事の魅力について、栗原さんに聞いてみましょう
栗原さん:さまざまな業務に取り組めることがやりがいです。以前は、顧客情報やデータ登録が主な作業でしたが、現在は経理周りやウェビナーや展示会の運営、MENTENAの事業開発にも関与しています。バックオフィスという業務を超えて多角的に事業に関われるのは、他部署にはない特権です。
芝淵さん:常にチャレンジを続けられる環境が大きな魅力だと考えています。「新しい施策を試行錯誤しながら作り上げる」など、まだ型としてないものを構築することはなかなか経験できないことだと思いますので、カスタマーサクセス担当の醍醐味ですね。また、MENTENAチーム全体としても常にチャレンジしている状況なので、自己成長を求める方には非常に適した環境です。
MENTENAチームの雰囲気
栗原さん:温かいメンバーばかりで和気あいあいとしたチームという印象です。何かトラブルや困ったことがあれば、すぐに相談しやすい環境で、真摯に対応してくれるメンバーばかりです。常にルールや課題が変化していく環境では、相談事項は必然的に増えてきますので、そういったメンバーがいるのはとても心強いなと日々感じています。
岩﨑さん:まだまだ成長過程のチームという表現があっていると思います。個々の成長がチーム全体にも波及している実感があります。そして個々の成長をチーム全体で支援していこうという雰囲気の中、その為の行動を実践できるメンバーばかりです。
成長期の自社SaaS事業に関わってみたい方へ
当社では、MENTENA事業の更なる拡大を目指し、チームに参画してくれる方を募集しています。
2021年に誕生したMENTENAは、まだまだ事業のフェーズが変わる転換期。自社プロダクトを自分の手で育てられることはもちろん、チームやオペレーションづくりに挑戦できる環境が整っています。
MENTENAに関する最新情報や事例紹介などを公式noteやYoutubeチャンネルで定期に発信しています。
ぜひ、フォローやチャンネル登録をお願いいたします!
公式note
Youtubeチャンネル
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?