朝日新聞、それで平気なのか。

朝日新聞デジタル版、

https://www.asahi.com/articles/ASQ8H5SRWQ8HUTIL01W.html...

「特異集団は旧統一教会」閣議決定 公安調査庁の05・06年報告書

この見出し、この記事の書き方は、これでいいのか。

辻元清美の「質問趣意書」が掲載されていないので、その内容がわからないが、辻元は単に「2006年、2005年」の公安調査庁が「特異集団」と書いてあるのは、いったいどの団体かと質問しただけなのか。

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 政府は今回の答弁書で、いずれも旧統一教会を指すと認め、特異集団を「社会通念とかけ離れた特異な主義・主張に基づいて活動を行う集団」と定義した。

 一方、第1次安倍政権下の07年分では特異集団の項目がなくなった。理由について答弁書は「時々の公安情勢に応じて取り上げる必要性が高いと判断したものを掲載している」とした。

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問題は、記事の末尾に書いてある「第1次安倍政権下の07年分では特異集団の項目がなくなった」だろう。

「時々の公安情勢に応じて取り上げる必要性が高いと判断したものを掲載している」とあるが、「取り上げる必要性がない」というふうに判断基準を変えたのは誰なのか、それが問題だ。

辻元も、きっとこのことを問題にしているはずだ。

「特異集団」が「統一教会」であると推測し、その推測が当たっているなら、問題は、2007年以降、統一教会を「特異集団」と判断しなくなったものがいるはずであり、それを追及するための「準備」として「質問趣意書」を出したのだろう。

記事の書き方から「第一次安倍政権」が関係していたと推測できる。「第一安倍政権」とまで書いているのだから、それをもとに朝日新聞はもっと追及すべきである。

見出しは、

「特異集団=統一教会」07年報告書から消える

だろう。

この問題は、この先さらに辻元が追及するだろうけれど、辻元だけに追及をまかせるのではなく、「援護追及」するために、朝日新聞も書くべきだろう。

今の書き方では、07年報告書から「特異集団(=統一教会)」と明記しなくなったのは「当然」という意味になってしまう。

政府の言い分を鵜呑みにし、それを垂れ流すのではなく、閣議決定された「答弁書」に問題がないかどうか、それを書かないといけない。

朝日新聞が、朝日新聞の名前(記者の名前)で書けないのだとすれば、せめて辻元の意見、あるいは他の評論家なりの意見を紹介すべきだろう。

こんな、政府の宣伝を書いて、それで平気なのだろうか。

読者をだますことになるとは思わないのか。

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