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『約束 〜16年目の真実〜』テレビドラマ考察(ネタバレ有り)

はじめまして。星純(ホシズミ)と申します。
今季のドラマの中で、私がいちばんハマっているのがこれ。
『約束 〜16年目の真実〜』です。
私はミステリー、サスペンスドラマが好きで、推理するのも大好きなオバサンですが、頭はそれほど賢くありません(笑)
そんな私の頭の中を整理するために、細かく見ていきましょう。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!


登場人物

HP 相関図より

桐生 葵


葵の怪しい場面は、梅崎若菜の殺害現場で薄ら笑みを浮かべていたことです。その時のナレーションは次の通りです。

『ある感覚が私の胸を支配した。それは期待だったのかもしれない。これで目的を成し遂げられる』

《推測1》
16年前の連続殺人犯は「葵」で、葵は二面性のある人物。

《推測2》
葵は、16年前の連続殺人犯を突き止め復讐しようとしている。

葵について父親の「速水康男」は

1つのことに集中すると自分が見えなくなる

と友人である「一条」に伝え、一条が誘拐犯で逮捕されると次は「香坂慧」に託されています。
確かに直感が働くと暴走気味になるみたいです。

HP 相関図より

香坂 慧

この人は、5年前までは警視庁で勤務していました。

HP イントロより

とあるように、香坂が時々思い返す場面に何か隠されていると思います。その時の有村刑事部長との会話が次の通りです。

有村『私に法を犯せと?』

香坂『杓子定規のやり方では被害の拡大は止められません』

このとき、わきに矢吹(一条の逮捕後、望野署に赴任)がいました。
警察の法を犯す捜査といえばおとり捜査でしょうか?
そして、コンクリートで囲まれた改装中の建物で腹部から血を流している麻生という男性が出てきます。

仏頂面で愛想が悪いですが、犯人ではなさそうです。

HP 相関図より

この人の怪しいところは
1.シナリオの続きを書ける能力があること
2.1年前に墓地で恵に姿を見られていること
3.2のことがその後の話で出てこないこと
4.「和田瑠璃」殺害現場から出てくる男の服装がそれっぽいから

違うかな?(笑)

HP 相関図より

この人の怪しいところは、あまり浮かばない(笑)
ただ、高校時代に葵のことが好きだったのかな?と思います。
それか写真家を目指していたなら、高校時代に撮った葵の写真の出来が良くて、夢に未練があるとか。

タクシードライバーなら白い手袋をしていてもおかしくないし、スマホの忘れ物なんて日常的だと思いますが。

ただ、もし葵のことが好きなら不破よりも先に手掛かりをつかんで葵を喜ばせたい、、という理由で「とばり学園」に来たのかな?と考えます。

HP 相関図より

この人は、親友でありながら葵にライバル心を抱いているように感じとれました。
ただ、自分のできることは全力で取り組む人だと思います。仕事も償いも。

HP 相関図より

この人の怪しいところは
1.香坂のプロファイリングにぴったり当てはまること。
2.完璧主義の人ほど精神的に病むことが多いこと。

香坂慧のプロファイリング
『犯人は恐らく秩序型のシリアル・キラー』
『高い知能をもつ』
『言葉巧みに人を操る』
『社会的役割りがある』
『社交的』『二面性をもつ』『完璧主義』
『計画性においては警察からの尋問も想定内』

この先も注意が必要だと思います。

HP 相関図より

この人の怪しいところは
1.児童養護施設の出身で持ち家があること。
いや、差別じゃないですよ。ただ、店主を殺して住んでいるのかな?と思っただけです(笑)

HP 相関図より

この人の怪しいところは
1.16年前、望野署の署長だったこと。
2.過ちを認めないこと。

この人は殺人犯というより、警察組織を守るためならどんな汚いことでもしそうなお偉いさんです。

次は、ストーリーから見ていきたいと思います。
ネタバレを避けたい方は、ここまでです。ありがとうございました🙇


16年前の事件

2008年(平成20年)7月23日 午後10時頃
家出中だったフリーター「山名 恵里香」さんの遺体が発見される。死因は首をロープで絞められたことによる窒息死。口の中にビー玉を詰め込まれていた。

2008年(平成20年)7月30日 午後9時頃
高校生の「不破 玲」さんの遺体が発見される。死因は首をロープで絞められたことによる窒息死。口の中にビー玉を詰め込まれていた。遺体のそばに凶器に使われたロープが発見される。

2008年(平成20年)7月31日 
ロープに残された皮膚片と目撃証言により「速水 康男」を逮捕。速水は2ヶ月後、持病の悪化により留置所内で死亡。

《推測》
ビー玉を口の中に詰める行為は、犯人にとっては何かの儀式だと思います。何をするための儀式か?
幼い頃の葵と父親の康男の思い出の中に、金魚鉢にビー玉と金魚を入れているものがありました。
金魚は寿命の短いもので、死んでしまった金魚を弔うときビー玉を一緒に埋めたとか?
その儀式のときに友達か誰かがいて、葵とその子は何かの約束をしたのでは?
突拍子もないことですが(笑)他にビー玉の意味を裏付ける映像がなかったので。

この2話目から詩のようなナレーションが流れます。私はこれは16年前に作られた映画のシナリオの中にある言葉ではないかと思っています。

『秘密を抱えた人間は2つの顔を持つ。そのどちらが本当の顔か。あるいはどちらも本当なのか。多分それは本人でさえわからない』
声は「天草 勇樹」でした。

この回で葵はシナリオが完成していたことを知ります。
『サクリファイス』 2008年7月15日
サクリファイスの意味は
自分にとって大切な人や物、価値のある人や物のために大切なことを諦めるときに使う表現。
自分自身が望んで犠牲になることを示す場合に多く使用される。とあります。

この回のナレーションは次の通りです。

『時は悲しみを置き去りにはしない。どこまで進もうとも苦しみや絶望から逃れることはできない』
声は「不破 翔」でした。

このときの取り調べで不破翔は、梅崎若菜を追って事件以来はじめてこの町に戻ったと言いました。
え?去年、墓参りに来たのでは?

この不破くんの表情、怖くないですか?

この回のナレーションは次の通りです。

『猜疑心は多くの悦びを奪う。動かなければ疑念は膨らみ続ける。恐れを克服する唯一の方法は行動を起こすことだけだ』
声は「飛鳥 桃」でした。

この回のナレーションは次の通りです。

『真実は重力と共に闇の中へと落ちてゆく。どこまでも深く、どこまでも暗く。闇はいつもすぐそばで私たちを待っている。深く暗い闇の中へ自ら落ちていくことを』
声は「尾藤 恵」でした。

そして、終盤に「桐生 葵」の声で追加されます。

『闇はいつも私たちのすぐそばで待っている。真実を追いかける者たちが自らの意志で一歩ずつ闇の中へ落ちていくことを』

この回は、情報量の多い回でした。
葵と不破の間で使っていた暗号で、葵は不破玲の殺された場所に呼び出されます。
その時のアドレスを書き留めました(笑)

e9c3i5s1c8i7a2f6r4   
これをアルファベットと数字のコンビにします。

e9  c3  i5  s1 c8  i7  a2  f6  r4 
これを数字の小さい方からアルファベットを並べると

s  a  c  r  i  f  i  c  e
サクリファイス

になります。やだ、気持ち悪。
こんなこと考えるの不破くんじゃない?(笑)

この回のナレーションは次の通りです。

『犠牲とは望むものを手に入れるための対価である。望むものを手に入れる対価は往々にして、自分が望むものとは限らない』
声は「桐生 葵」でした。

この回で私が引っかかったのは、不破と天草が偶然鉢合わせた『とばり学園(児童養護施設)』が閉鎖されていたことです。
こういう福祉関係のものって閉鎖しますかね?

16年前の連続殺人事件と同時期に起こっていた事件があったと思うのですが(後で確認します)
ここの施設で何かあったのかな?と考えました。

そして、こっちの事件が

16年間 隠された 『この町の真相』

なのではないでしょうか?
私の本心では、映像研究部の中に殺人犯はいてほしくないのですが、あの葵の実家で見つかった白骨死体3体。ひとつは「飛鳥 桃」の母親でしたが、もう2体は「不破 翔」のご両親かな?と考えています。

どうせなら、映像研究部全員が犯人の方が気が楽かな(笑)

さて、6話までの情報で賢くないおばさんが推測したものですが、楽しんでもらえたでしょうか?
最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました🙇



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