最近読んだ本のこと
いつも聴いている「飛ぶ教室」というラジオの番組で、紹介されていた本を読んだ。そのラジオ番組は高橋源一郎さんがパーソナリティだし、大好きな本と同じ名前なので、聴くことを決心したものの、タイムリーには聴けず、大抵は「聴き逃し」で聴く。聴きながら、仕事をしたり、散歩をしたりしている。この本を紹介した時には、たまたま手元にKindleがあったので、すぐに検索して、面白そうだからすぐに買った。このKindleは子どもの持ち物で、子どもが払ってくれる。だから、いつもは買う前にLINEで了解を取るのだけれど、この時は、それも忘れていた。なんとなく、子どもも好きになるのかもしれないと思ったからかもしれない。
本の名前は「ベルリンうわの空」。漫画とコラムで成り立っている。二冊あって、一冊目はベルリンでの日常を淡々と描いている。二冊目は、市が途中まで開発した地下を市民が活用する話だ。これが、面白い。市民活動、福祉、ボランティア、まちづくり、仲間のありかた、助け合いなどの要素がびっちり入っており、まちづくりをしている人や行政パーソンには特にお勧め。
押し付けない助け合いがじんわりと心の中に沁みてくる。
「人は、その気になれば、自分以外の人にグッと優しくなれる」ってこと思い出せる本かも。
その気になれない人も多いけど、その気になる勇気が出ない人もいる。人に優しくするのは結構勇気がいることだから。人に優しくすることで、自分が傷つくことも多いし、辛い思いをすることも多い。それでも、やってみる価値はあることだと思う。やってみないと、なぜ、良いのか、価値があるのかはわからない。自分にしかわからないことだから。
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