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芸能界との絆を活かしたロケの誘致について R3.12山形県議会予算質問④

※県議会議員として予算質問した内容の通告文を掲載します。実際の質問とは若干異なります

 地元での映像作成の話題の後に、今度は中央芸能界との絆を活かしたロケの誘致について伺います。やはりまだまだテレビでの知名度は大きな影響力があります。しかし、山形県はそれを活用し切れていないのではないでしょうか。
 例えば船越英一郎氏。つや姫大使としてハワイにつや姫輸出のきっかけを作ってくれた上に、ノーギャラでハワイのつや姫PRに出演してくれています。普通あれだけのビッグネームとの繋がりは、望んでも作れません。田中圭さんが悪いとは言いませんが、もっと山形の広告塔として仕事をしてもらえれば、これほど心強いことはないでしょう。
 また、鮭川村出身のマッコイ斎藤氏。お笑い界の名プロデューサーとして名をはせたマッコイさんは、近頃本当に地元山形への貢献を考えてくれています。その最大の映像がこれです(映像)これは、マッコイ斎藤氏が石橋貴明氏とのコンビ「Ku-Wa de MOMPE」を結成して歌った「Stranger to the city」のPVです。まさに山形のPR動画に等しいものを撮ってくれました。石橋貴明氏の貴ちゃんねるずの登録者数は166万人、YouTube動画はすでに約150万回視聴されています。絶大なPR効果です。来年にはマッコイ斎藤氏は山形での大規模なフェス開催を目指すといいます。そうなれば当日の経済効果と山形の物産販売、山形の強力な発信に繋がります。それ以上に、まさに山形の若者が、地元でのわくわく感を感じてくれる、これが一番大きいでしょう。
 しかし、せっかくそうした絆があるにも関わらず、山形県はそこをフル活用できていない。そしてまだまだ堅いと思います。テレビ企画のロケ受け入れなどには消極的すぎます。その方面で成功しているのは、熱海市です。バラエティ番組を中心に積極的にテレビロケを受け入れて熱海を発信し、観光客をV字回復させました。しかもそれを導いたのは1人の熱海市職員といいます。どんな無茶な注文でも、地元との調整をその人がしてくれると業界で話題となり、次々とロケ依頼が舞い込んだというのです。私も住宅街でゴルフをするというとんでもない企画を観て衝撃を受けました。失敗や批判を恐れず、熱海市のように、しっかりと担当者あるいは担当部署があって、そこに連絡すれば、市町村との調整や様々な紹介をしてくれる、というウェルカムな体制があることが大事だ、ということです。
 また、県では映画撮影などの長期滞在型のロケに対する補助制度を設けています。しかしこの補助金、使い勝手が悪すぎます。制度設計として、多数のスタッフが長期滞在することでの宿泊や飲食の経済効果を見込んだものですので、短期間で規模の小さなロケには使えません。しかし大きな映画ロケの話などはそうそうないのです。むしろ小さな山形バラエティ番組ロケなどにたくさん来てもらった方が、山形発信には効果的でしょう。しかも番組制作は直前に決まったりします。そういったときに即応でき、条件なども緩い使い勝手のいい補助制度が効果的だと思います。
 このように、すでにある芸能界との絆のフル活用、県庁でのウェルカムな体制の準備と市町村への風通し、そして小回りのきく使い勝手のいい補助、これが全てそろって、山形で多数のロケが行われ、山形を発信することができます。それがまた新たな絆と芸能界の信頼につながり、新たなロケを呼びます。そして県内の若者はそんな山形にワクワクすることでしょう。
 映画・テレビ企画などのロケやイベントの誘致による山形の発信について、みらい企画創造部長の考えを伺います。

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