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映像を活用した山形の発信について R3.12山形県議会予算質問③

※県議会議員として予算質問した内容の通告文を掲載します。実際の質問とは若干異なります

 さて、次に大型ディスプレイの実証という役目を頂きましたので、これを活用した質問をさせてもらいます。
 若者からワクワクしてもらい、郷土愛を醸成してもらうのに、そして山形を発信していくのに、映像の力、芸能界との繋がりは強力です。しかも地上波のTVが唯一の媒体だった時代とは異なり、SNSでの発信が可能な時代になりました。今や若者たちはTVと同じくらいYouTubeやTikTokから情報を得ています。一部マスコミが独占していた映像が解放されたということでしょう。
 これを実感したのが、手前味噌ながら「大八伝」を作った時です。ちょっとCM映像をご覧下さい。(映像)いかがでしょうか?映像の力をいうものを感じてもらえるかと思います。音声が入るともっといいのですが、今回は音声禁止ということで。この作品は、天童の将棋の土台を作り、天童の民の命を救うために切腹した、天童の英雄、吉田大八を取り上げた歴史ドキュメンタリーです。地元の英雄のことを、なによりも子どもたちに知ってもらうために私が脚本を書いて作ったものです。難しい本は今まであったのですが、やはり映像にするとわかりやすく感動が違います。しかし、昔ならマスコミにつくってもらう他なく、制作費も膨大になってできませんでした。今回、この大八伝は、ほとんど地元の人間の手で、しかも驚くほど安価にできました。もはや映像制作と発信は、マスコミの独占物ではなく、私たちの手にもあるのだと実感しました。
 実際、この大八伝を撮ってくれた佐藤広一監督は天童市荒谷の在住です。今般の「紅花の守人」、酒田のグリーンハウス、山形舞妓などを主題にした映画を多数制作しています。どれも地元の誇るべき文化や歴史を取り上げた映像作品となっていますが、これは昔なら興行的な観点から作れなかったものです。行政としては、こうした郷土愛の醸成や山形の発信につながる映像制作に、積極的に関わるべきです。実際、山形舞妓の作品は、山形市の依頼と予算により作成されたものだといいます。
 もちろん、映像の浸透は映画にとどまりません。誰もが自分で撮影し、気軽にSNSにアップできるようになりました。その分野ですでに地元天童のミッチーチェンは全国区です。地元発信YouTuberとしてはアフロりゅうじさんも活躍しています。
 かくいう私も昨年からYouTuberとなりました。大八伝制作の経験から、自分で放送局を持てるようなものじゃないか、とはじめたものです。こちらの映像をご覧下さい。(映像)今年からはじめたSUPというスポーツをしながら、五十嵐委員の地元、長井ダム百秋湖で撮影したものです。ホントに美しい場所で、地元を再発見しました。これは自分のスマホで撮影して、スマホで編集したものですから、お金は一切かかっていません。
 こうした映像がいろんな人から多数発信されることが、国内外への山形のPRに繋がります。一般の方々にどんどん発信してもらうのももちろんですが、提言したいのは県職員も十分その一翼を担える、ということです。私の映像でもわかるとおり、自分が出演する必要はありません。綺麗な映像を撮影するだけでいいのです。以前から私は、県職員自らの県内ワーケーションを提言しているますが、県内の美しい風景や遊びを撮影するだけで、十分な仕事と言えるでしょう。くり返しますが出演する必要はなく、ワーケーションしがてら撮影だけしてくるのです。それは福利厚生に繋がり、苦境にある県内観光支援にもなります。知事部局4千人が1年に1回ワーケーションをして映像を撮り、山形県の公式YouTubeチャンネルに投稿したとすれば、一日10本近くのコンテンツになります。こんなYouTubeチャンネルは存在しません。しかもそこには予算がかからないのです。多額の予算を投じて県内周遊番組を1本取るより、はるかに訴求力が高いと言えるでしょう。
 どうですか、部長、ワクワクしませんか。県もVTuberやSNS発信に力を入れてきています。ぜひ、より面白い映像発信をしてもらいたいのですが、映像を活用した郷土愛の醸成や県の発信、SNSを活用した映像発信に関して、総務部長の考えを伺います。

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