新スポーツの県内導入について R3.12山形県議会予算質問⑥
※県議会議員として予算質問した内容の通告文を掲載します。実際の質問とは若干異なります
若者たちに話を聞くと、スポーツ施設の話によくなります。とくにサッカーなどのメジャースポーツではなく、新たに盛り上がってきたスポーツです。
例えば、今回のオリンピックで盛り上がったスケボーやBMXやクライミングです。「真夏の大冒険!」で競技人口が増えると思いますが、県内にはなかなかその施設がありません。ならば今回整備予定である最上川治水のための遊水地に、普段は空き地にしておくなら、そこにスケボーやBMXの施設を整備すれば、構造物は最少で、交通の迷惑になることもありません。クライミングにしても廃校などの体育館に整備する、など考えられるでしょう。
または、eスポーツです。パソコンゲームという新時代のスポーツですが、先日七日町にオープンしたeスポーツ拠点施設を視察しました。県内高校にもeスポーツの部活動ができるなど、少しずつ定着しつつありますが、まだまだ山形は立ち後れています。県庁でも担当部署すらない状態でしょう。しかし、仮想空間は現実空間の距離を超えます。田舎にいても全世界とボーダーレスに楽しめるものです。このスポーツこそ田舎には大事でしょう。インドア派の若者は結構多いですから、別に都会にいかなくても山形でできるならそれでいい、という若者を手放すのはもったいない。
さらに自然を活かしたスポーツ。スキー・ボードは言わずもがな、先程来言っているSUP、自転車、ラフティングなど、山形の自然でこそ遊べるものなのに、こうしたものも実は都会に負けています。例えばバンジージャンプなど、以前は営業もしていましたがなくなってしまいました。自然を活用したスポーツは都会に対して優位に立てるものですから、観光資源としてもぜひ振興したいものです。
そして若者の要望が多いのが、屋内スポーツアミューズメント施設です。施設内でバスケやボウリング・ローラーブレードなど様々なスポーツを楽しめる民間の施設です。若者には友達と遊んだりデートスポットとして大人気で、福島市にはあるのですが、山形にないのは残念です。もちろん民間のものですから、行政が何とかできるわけじゃないですが、誘致活動はあって欲しいとも思います。
いずれにしても、新たなスポーツはやはり若者を惹きつけ、ワクワクさせます。若者だけではなく、大人も楽しめます。実際、私もいくつか楽しんでいます。まさに地方ならではの楽しみ方でしょう。新スポーツの県内導入と振興について、観光文化スポーツ部長に伺います。
以上、今日は真の豊かさとわくわく感をテーマに議論してみました。実際私は、山形ライフを楽しんでます。豊かさを考えること、山形を肯定的に捉えること、地元民が山形を楽しむこと、それが若者に伝わり、また県外からの移住者に伝わって、はじめて山形に来てみたい、住み続けたい、と思ってもらえるでしょう。ぜひ県執行部のみなさまも頭を柔らかくしていただき、ワクワクする山形を創出していきましょう、と申し上げて私の質問を終わります。。