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ダメ男、今月半ばでnoteから卒業

こういうことを予告すること自体がどうかとも思うのですが、エントリタイトル通り、10月半ばを以てnoteから卒業することに決めました

何故noteからの卒業を決めたかというと、結局は自分の見通しが甘かったってことになるのですが、少し具体的に書いていきます。
というかアタシは何も「noteなんてダメだ」と思って辞めるのではない。いや、もし、これを読んで逆に「だったら自分はnoteを続けていけるな」と思われる方も多いはずです。
つまりこれから書きたいのは、どちらかというと向き不向きの話でしてね。

さてアタシは本サイトというものを持っています。
本サイトの名前は<やぶにら>。ま、<やぶにら>から「こぼれ」た話を書く場所、として<やぶにらこぼれ>としていたわけです。ちなみにアドレスはhttp://www.yabunirami.org/になります。 
アドレスを見てもわかるように、独自ドメインを取って、レンタルサーバを借りて運営しているわけで、メチャクチャ、ではないけど、まあまあちゃんとやってる、と言える。
ただし、それこそWordPressのようなブログシステムを設置しているわけではなく、基本的には手書きHTMLでやってるので(ま、スクリプトを使って大幅に自動化はさせてますが)それでも更新はそこそこは手間なのです。

更新が手間、ということはあんまり更新頻度が稼げない、ということになるのですが、アタシはね、文章を書くこと自体はまったく苦じゃあないんですよ。というか書くだけならどんどん書ける。
でも本サイトのような手間があると、下書きばっかり増えていって、そのくせぜんぜん更新しない、なんてことになってしまう。
だからアタシは<サブ>と言えるような「本サイトとは別に、軽い気持ちで文章を書くところ」を用意していたのです。

2020年の10月までアタシは<サブ>としてTumblrを活用していました。
正直Tumblrは日本で使ってる人があまりおらず、使ってる人もウェブクリップとしての利用で、アタシのように文章を書き連ねている人はあんまりいない。
でも個人的に更新のしやすさが気に入って6年ほど使っていたのです。
ところがTumblrが大幅な仕様変更があって、一気に使いづらくなった。ああそろそろ潮時かな、と思ってね、他の、文章を書き散らかせるサービスを探し始めたのです。

実はnoteを知ったのは、Tumblrを辞める決心をする一年ほど前です。
でもその時は活用のノウハウが見つからず、一応アカウントを作っただけで放置していました。
Tumblrは辞めるけど、他にいいサービスもないし、ならばアカウントを作ってるんだから、だったらnoteでいいんじゃないかと。
だからね、こう言ってはナンですが、結構最初から消去法だったんです。

でもどうせやるなら、と、Tumblrとは違う使い道を模索した。
友人からは「そんなにnoteのムードとか考えなくていいから」と言われたんだけど、別にnoteのムードに合わせるつもりはまったくなくて、かねてからやりたかったことをnoteで始めただけです。
その「かねてからやりたかったこと」とは<自分語り>と<ほのぼの>です。
これは本サイトに書いてることともTumblrに書いてたことともまったく違う。なのに何でそんなことをやりたかったかというと、早い話が「自分で読むならそういうのが好き」だからです。

本サイトなんかでもマジメな論評とかいろいろ書いてるけど、本心はね、読んでる人がほのぼのするようなものが書きたいとずっと思っていた。友人からは「今まで通りnoteでもブルースをやるのかと思ったら、いきなり童謡を歌い出した」と揶揄されたけど、これはけしてnoteに合わせたわけでもなんでもなくて、たまたまこのタイミングで「やりたいことをやろう」としただけなんです。

noteはけして、特別更新がしづらいわけではありません。しかしTwitterほど気軽に書けるわけではない。つまり更新頻度はそこまで稼げないのは最初からわかっていました。
でも、当初のコンセプトならばそこまで書けるとは思ってなかったし、ま、週一くらいの感じで書いていくならnoteでもいいかな、と。
でもね、結局はソコなんですが、アタシに<ほのぼの>は本質的に向いてなかったのです。何というか、自分で読むのは好きなのに、自分で書くとなると書いても書いてもノラない。自分ではノッて書いてるつもりなのに、文章から「空々しさ」が漂っている。つまり、ノッてると自分で思い込もうとしてただけで本心はノッてなかったのです。

正直言えばその時点でキツかった。あ、アタシは向いてないことを必死でやってるって気づいちゃったから。
でもそれでnoteへのモチベーションが落ちるのが嫌で、自分語り(日曜版→土曜版)以外にもパソコンなどのことを書くnote水曜版と野球のことを書く月曜版も始めたんです。
ところが週3にまで更新が増えると、今度は更新が大変になってしまった。
もう一度言いますが、アタシは文章を書くのはいくら書いても平気なのに、更新の手間暇が果てしなく面倒に感じる人間なんです。だから可能な限り、更新の手間暇を減らしたい。そういう理由でTumblrを辞めた。
んでそこまで更新しないだろ、せいぜい週一くらいだろ、という目算の元にnoteに移ってきたのに、週3も更新するんじゃあ、完全にnoteを使う意味を見失ってしまったのです。

ま、こうやって見ていけばわかってもらえると思うのですが、アタシの場合はレアケースもレアケースなんです。
まず、自分のサイトを持っていながら<サブ>としてnoteを使っている人は少ない。そして「書く手間」と「更新する手間」で更新する手間の方が面倒くさいと考える人も、そうはいないと思う。やっぱ、普通は更新よりも書く方が手間暇がかかるよね。

つまりアタシがnoteを辞める理由は、目線を変えるだけで「今現在noteをやってる大多数の人がnoteを続ける理由」になり得ると思う。むしろここまでを読んで「あ、自分はnoteを続けられるな」と思われたのではないでしょうか。
まァね、最終的には自分の能力を過信し過ぎた結果だわな。そもそも当初の目論見通り、気持ち的にノッて<ほのぼの>が書けてりゃあ、こんなふうにはならなかったんだから。

とにかくあと半月。月曜版、水曜版、土曜版ともにあと2回、つまり計6回でnoteを卒業します。
辞めるからといって手を抜こうとは思いません。ちゃんと、いろいろ<後始末>をするつもりですので、もしよければ残りわずかの「やぶにらこぼれ」をよろしくお願いします。

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