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ダメ男からnoteへ別れの挨拶

ああ、これで、noteも最後か、と思うと感慨が・・・、と思ったけど、別に感慨なんてねえや。だって勝手に辞める決心をしたのは自分なんだから。

noteを辞めるまでの「心の揺らぎ」にかんしてはすでに書いたので、ってこれじゃあ不親切だな。えと、↓に書いたのでね。


思えばアタシが自分のサイト、当時の言い方ならホームページですが、を始めたのは2003年です。
2003年と言うと阪神タイガースが18年ぶりに優勝をした年であり、何とか、阪神、そして野球にたいする熱い気持ちを書き綴りたい、そういう熱意を込めてサイトをはじめました。
以降、インターネット上で文章を発表することへのモチベーションは上がったり下がったり、いろいろありましたが、ま、一番最初の、つまり2003年以外は「ほんじゃあ、ま、おっ始めますか」くらいのモチベーションで、中断していた更新を再開したり、サイトを移転したりしてきたわけです。

そう考えるとnoteは、↑でも書いたように「消去法的選択」であったにもかかわらず、相当な熱量を持って始めたってことになる。
結果として上手くいかずにたった一年で撤退となったのは目算違い以外の何物でもないのですが、どうもアタシの場合、わりと<成り行き>に任せて始めた時の方が長続きするように思うんですよ。

仕事もそうで、グラフィックデザインなんて成り行きも成り行きだったし、趣味だってモバイルもクレージーキャッツも戦前モダニズムも、何となく惹かれて、何となく調べ始めたら抜けられなくなったって感じなのです。
逆に意気込んで始めたことはことごとく上手くいかない。
意気込んでってことは事前にいろんなケースを想定した構想を立てるのですが、こういうことをすると構想とズレ始めた時に修整が効かないのです。

ま、noteは失敗がはっきりしたんだけど、そうなるとYouTubeです。
YouTubeにかんしては2019年9月に開始の意思を表明したのですが、もう2年も経ったのにいまだに開始出来ていない。
何で、となったら結局は「構想通りになかなか出来ないから」なんですよ。
どんな構想だったかは書かないけど、とにかくこのコロナ禍ではまったく構想通り出来ない。いくつか撮影はしたんだけどストックがないから始められない。それが2年も続いている状況なのです。

で、これではさすがに話にならないので、登録者数とか更新間隔とか一切考えず、今までの構想を全部捨てて、ゼロから考えようと。
いや、ゼロから考えるってよりは「ゼロに戻して、ゼロのまま始めてみよう」と。
余計な構想とか立てるから上手くいかない。ちょっとでも構想から外れたらモチベーションが如実に落ちる。それだけは避けたい、となったら、構想なんかいらない、ということになるわけで。

アタシにとって上手くいく、いかないは、それこそYouTubeで言えば「どれほど登録者数を増やせるか」ではありません。
そこをモチベーションにしてしまうと絶対につまんなくなるのはわかってる。そうじゃなくてアタシの中での成功は「長く続けることが出来るかどうか」なんです。
どうも、アタシは極端に飽きっぽい人間ではないんだけど、オッサンになった今でも「嫌なこと、面倒なことが出てきたら逃げたくなる」んです。だから一回でも嫌だな、とか面倒だな、と思った瞬間に如実にモチベーションが落ちる。

これは逆に言えば、自分が楽しんでやることが出来ればモチベーションが保たれるってことなんだから、モチベーション低下の要因にしかならない構想なんかなくしちゃって、成り行きで、その時の気分で、とにかく楽しいようにやるってのが一番向いてるし、長く続けることが出来るんでしょうね。

こういうことがわかったのは、間違いなくnoteをやったからだと思う。変な言い方だけど、noteの失敗があればこそ、構想なんていらないって発想に至った。
そしてもうひとつ、noteをやって良かったことは「エンドユーザー目線は<遊び>であっても大切」ということです。
昨月までやってた「ダメ男のダメダメデザイン学」でアタシは繰り返し「エンドユーザーに何を伝えるか」の重要性について書いてきましたが、仕事だけじゃなしに文章を書いたり動画をアップしたり、本職ではない=遊びであっても、やっぱりそこは忘れちゃいけないな、と。

(前略)それでもかれこれ18年も続けてきました。これだけ長く、そして数多くのテキストを書いてこれたのは、ひとえに「読んでいただいている皆様方」のことなんか一切考えていないからです。極端な話、誰も読んでいなくても構わない。とにかく自分が書きたいことを書く。それに徹してきたからこそ、これだけ続けてこれたのです


これは本サイトである<やぶにら>のWhat'sページに書いたことですが、たしかにこれが「長く続けていく」コツのひとつだとは思う。少なくともアタシにとっては。
ただ同時に、エンドユーザーの目を意識しないとどんどんマイナーな路線になって、それはそれで嫌になってくる。つまり諸刃の剣です。
だからもう、バランスなんでしょうね。
あくまで自分が楽しいは崩さずに、それでいてちゃんとエンドユーザー目線も保持されている、みたいな。
間違いなくYouTubeは、より<そこ>を意識してやらないとな、と。

そんでもって、じゃあ、いつ、YouTubeを始めるのかですが、実は先週の水曜版でも予告した通り、プロローグ的な動画を作成しました。
せっかくなのでアップした動画を貼り付けておきます。これがYouTubeの「やぶにらチャンネル」の第一回投稿になります。どうぞよろしこ。

最後に今後のアタシの動きですが、基本的にはTwitterをご覧ください。
本サイトの更新情報はもちろん、「やぶにらチャンネル」の更新情報、そして、アッと驚く、いや驚かねぇか、とにかく、新しく<何か>を始めます。さすがにnoteでそれを告知するのはルール違反だと思うので、是非Twitterをチェックしてみてください。ついでにフォローもお願いします。


ぽんぽこよ、お前さんのことは先週たっぷり書いたろ。


なんだなんだ、くるくるもか。って、こういうノリでやるのも最後なんだよな。
まァね、最後だからって湿っぽくなるのは嫌なので、こんな感じのね、どっちかって言ったら前向きなムードでやってきたんだけど、最後の最後くらいはしんみりやろうと思ってたんだけどな。
ま、しょうがない。エンドロールはお前さんたちが締めろ。


わかったわかった。それじゃ、あの言葉で締めるぞ。せーの