Anison Classic Japanコンサート
Column~№11
8月24日にAnison Classic Japanのコンサートにお邪魔した。お邪魔したというよりも運営に関わっているので伺ったのだが、私はクラッシックが好きで、またアニメも好きなことからこの楽団の公演を気に入っている。
日本で唯一のアニメソング専門楽団で弦楽器にピアノを加えた編成だが、ちょっと大人の雰囲気のある公演が魅力の1つだ。本格的なクラッシック音楽とは違いショートな曲が多く、またバラードやポップなどいろいろな曲調が楽しめる。
来場者も栃木や群馬、千葉からいらしていたが、遠方まで足を運んでくださるのは嬉しく、また感謝の気持ちを深く感じる。更にそんな来場者の方々が満足そうな表情で退場する様子は言葉にできないものがある。
この楽団は結成して4年目を迎え、登録者は2430人、総再生回数は36万8900回程度だが多くの曲がYouTubeでアップされている。だが会場で聴くのと映像で聴くのでは音の良さが格段に違う。やはり会場で聴くと「また聴きたいな」と感じる。
今回はメンバーが入れ替り雰囲気も違っていたが、やはり同じプロでも奏者によって曲の雰囲気が違うものだと感じさせられた。同じ楽譜なのだが、なぜこれ程までに違うのかと思う程だ。当然チームとしての雰囲気もあるのであろうが、それが芸術家としての個性であり、色なのだろう。
残念ながら私にはそこまでの見識はなく、感覚的なものでしか分からないがプロというのはやはり違う。音が良いとか悪いとか、真剣に弾いてかどうかまで分かってしまう。やはりプロは凄い。
そして奏者が楽しそうに演奏するとそれが来場者に伝播する。それは私も執筆活動の中に取り入れなければならないことだと強く感じた。どうしても作家は伝えたいことばかり考えてしまうが、それよりも自分が読者として面白いと感じることが重要だ。当然のことだがついつい見失ってしまう。
最近は執筆の活動などでゆっくりと公演に出掛けることもなかったので、久しぶりに命の洗濯ができた気がした。もっといろいろな場所に出掛けて、感性を豊かにしなければ執筆活動で良い結果は導けないと反省した一日だった。
来年は6月7日に公演をするというので、是非命の洗濯に伺いたい。
みなさんのサポートが活動の支えとなり、また活動を続けることができますので、どうぞよろしくお願いいたします!