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コーチングを受けたら、2ヶ月後に未経験なのに絵の個展を開いていた話

こんにちは、タカギです。

このnoteを読んでいただければ、コーチングとは何か?の概要を掴んでいただき、「今の自分が想像する以上のレベルで、本当にやりたいことをやり切る人生にする」ために、コーチングの持つパワーを感じていただけるのではないかと思います。

  • 惰性の仕事ではなく、最高のゴールを設定して動き出したい

  • 自分の強みを明確にし、それを十分に発揮したい

  • 現状まずまずうまくいっているけれど、もっと人生をかけた挑戦がしたい

  • 改めて心からやりたいことを見直し決断したい

という方に、ぜひとも読んでいただきたいです。


自己紹介

いま私は、都内のメンタルクリニックで心療内科医として働いています。バリバリ働いていた人がうつ状態になった原因をヒアリングし、心身の状態や価値観、周囲の環境を読み解き、1人1人のユニークさがより発揮される状態を作るために診療をしています。

そんなクリニックでの診療とは別に、「もともと元気な人が、さらにその才能やユニークさを発揮し尽くして生きるためには何ができるだろうか?」と考えていたときに出会ったのが、コーチングでした。

世にあるコーチングスクールの情報を収集しまくり、最もまっすぐコーチングの本質である「現状の外のゴール設定」を行っていると感じた、こちらのスクールに入学しました。

2023年2月に入学して学び始め、この半年の間に学んだエッセンスと、自分自身に起きた変化について書いていきます。

最後に、私が提供しているコーチングについてのお知らせもあります!

コーチングってなに?

コーチングの最も核となる部分を一言で言うと、「現状の外のゴール設定」をすることです。

現状の外?ゴール設定??という感じだと思いますが、1つずつ解説していきます。

現状の外のゴールとは、「いまの自分の価値観、人格のままでは絶対に辿り着けないゴール」のことです。

反対に、今の自分が精一杯努力すれば起こりうると予測される未来は、どれだけすごいことに見えても、”現状の内側”です。

そして、この「現状の外のゴール設定」こそが、自分の持っている無意識を活用してパフォーマンスを最大限に発揮するための鍵になります。

「現状の外のゴール」なので、設定した時点では当然やり方はわかりませんし、気を抜けばすぐに「無理だ」と現状に戻りたくなります。

この現状に戻りたくなる仕組みのことを、ホメオスタシス(恒常性維持機能)といい、戻りたくなる現状のことを、コンフォートゾーンと言います。

しかし、それでも現状の外のゴールに対して、達成する覚悟を決めると(コンフォートゾーンがゴール側に移動すると)、不思議なことが起きます。

今まで全く見えていなかった選択肢が次々と現れ、ゴールへの道筋が見えるようになる、ということが起きるのです。

絵の個展を開くというゴールを設定したら・・・

私の場合、スクール期間中にコーチとのセッションで、「2ヶ月後に絵の個展を開く」というゴール設定をしました。

それまでは特に絵を描いていたわけではなく、ゴール設定をした時点では全くやり方のわからないゴールでした。

なので、コーチングセッションの中でゴールを設定した時には、

「いや、個展とか全くやり方わからんし、無理やろ…」
「そもそも個展って勝手に開いて怒られたりせんか…?」
「確かに、それができたらスゲー面白そうではあるけど…」

といった状態だったのですが、2ヶ月後に個展をする!と決めてから、今までは全く見えていなかった方法が、次々と見えるようになりました。

それまで気づかなかったのですが、Facebookの友達(10年前に知り合い、直接話したことは1度もなかった)にアーティストの方がいると気付き、連絡をとって静岡まで会いにいき、一緒に絵を描きました。その時に、個展の開き方や必要なものなどを丁寧に教えていただきました(そして個展の案内ハガキまで作ってもらいました)。

その時に描いた絵と、作ってもらった案内ハガキです


表面。

また、それまでは素通りしていた街中のギャラリーが急に目に入るようになり、立ち止まってギャラリーを除いてはイメージを膨らませるようになりました。

他にも、街路樹に太陽の光が当たるのを見て、どうしたらこれが描けるかな?自然にイメージするようになりました。

つまり、現状の外にゴールを設定することで、特に努力しなくても、脳が勝手に動き出し、ゴールに必要な情報を見つけるようになるということです。
これはコーチングにおいては「RAS(Reticular Activating System)=網様態賦活系」として知られています。

私たちの脳は目に見える全ての情報を見ているわけではなく、必要な情報だけを、選択的に取り込んでいます。

そして、どの情報が必要か?を判断する基準が、自分のゴールに必要な情報かどうかです。

つまり、ゴール設定をして初めてRASが発動するので、ゴール設定をしない限りは、どれだけ頑張っても必要なものは目に入ってこない、ということになります。

個展を開くと決めたからこそ、必要なものが見えてくる。

「本当にやりたいことで現状の外のゴール設定をするからこそ、必要なものは見えてくる」というRASの仕組みを理解した瞬間でした。

現状の外のゴールを設定するには?

けれど、本当にやりたいことでゴール設定をすることは、もちろん簡単ではありません。

そもそも、「本当にやりたいこと」がわかったら、すでにやっているはずで。それがわからないから困っているわけで。

コーチングでは、この「本当にやりたいこと」をはじめに特定していきます。

方法は単純かつ簡単で、「誰に言われなくても、すでにやってしまっていること」を見ることです。

しかし難しいことに、この「すでにやってしまっていること」は、自分ではとても気付きにくくなっています。なぜなら、自分からしてみれば当たり前すぎることだからです。

私の場合は、「頭にあるユニークなものを形にする」ということを、小さい頃から繰り返しやってきていました。

  • 幼稚園の頃、みんなで整列して合唱している最中に「いま側転したらどうなるだろう??」という好奇心が抑えられず、側転しました(めちゃくちゃ怒られました)。

  • 中学の頃、授業中にもかかわらず、ずっとメモ帳とハサミで立体工作をしていました(まあまあ怒られました)。

  • 高校の頃、自分が脚本をゼロから書いてクラスのみんなで映画を作り、文化祭で発表しました。

  • それまで母校で誰も合格したことがなかったという理由で「俺が初合格なら面白いんじゃね?」と、東大に入りました。

このように、無意識にやってしまっていること(want to)は、ものすごいパワーを持っていますし、これは誰にでも複数あります。

コーチングセッションでは、まずこれを特定していきます。
そして、特定されたwant toを使ってゴールを設定していきます。

私の場合は、「頭にあるユニークなものを形にする」を、真っ直ぐに表現するとしたら何か?というところから、「絵の個展を開く」というゴールを設定したわけです。

コーチングセッションの中で絵の個展を開くというゴールをコーチと一緒に作った時、「考えたこともなかったけど、それは確かにやりたい!!」という、腹の底から湧き上がるような感覚がありました。

一方で、「そんなの無理でしょ、昔から絵をやってる人に失礼だよ」といった、否定的な思い込み(ネガティブセルフトークと言います)が次々と出てきました。

自分1人であればここで、やっぱりやめておこう。となるのですが、コーチが「絶対できますよ」と背中を押してくれたおかげで、挑戦することができました。

自分以上に自分のやりたいことを応援してくれる存在、それがコーチなのだと腑に落ちました(もちろん、何でもかんでも応援するわけではなく、その人のwant toや才能、本音かどうかをしっかり見ていきます)。

また多くの場合、過去に親や先生に言われた言葉がきっかけになって、「自分には無理だ」「やりたくないことだ」と、本当にやりたいことにフタをしていることがあります。

そして、当たり前になりすぎているので、自分では何にフタをしているのか?に気づくことは非常に難しいのです。自分が無意識にしているフタに気づき、それを外すのもコーチの役目です。

ちなみに私の場合は、「やるからには素晴らしい結果を出さなくてはならない」という思い込みがありました。なので、絵を描く前からビビっていたわけです。

でも、その思い込みをコーチに特定してもらい、「結果は関係ない。やりたいからやるだけだ」と認識が書きかわったことで、ビビリを越えて進むことができました。

このような理由で「2ヶ月後に絵の個展を開く」というゴールは、コーチと一緒でなければ間違いなく思いつきませんでしたし、コーチと一緒でなければ最後までやり切ることはできませんでした。

そして、個展の当日にもギャラリーで絵を描き続けていたのですが、小さい頃に日が暮れるまで好きなだけ遊んでいたような感覚を思い出し、めちゃくちゃ幸せでした。

その感覚を思い出さないまま、やらなければいけないこと(have to)に縛られたままで生きなくてよかった、と感じました。

「高木」
きてくれた人たちにも絵を描いてもらいました

コーチングセッションについて

いま私がお話ししたのは趣味のゴールについてですが、コーチングでは複数の領域についてゴールを設定していきます(バランスホイールと言います)。

そしてこの中でも、最もパワーを持つのが仕事のゴールです。
なぜなら、仕事のゴールが1つ決まると、他の領域にも影響を持つ(他のゴールも自然と導かれる)ものだからです。

ここで注意しておく必要があるのは、仕事とは「自分のやりたいことで、人の役に立つこと」だということです。

「仕事」を、「生活のために日銭を稼ぐこと」と捉えている場合には、ぜひ定義を改めてみてください。それだけで見え方が大きく変わることがあります。コーチングでは生きていくために必要なお金を手に入れることは、ファイナンスのゴールとして別に設定します。

本来、仕事は、お金稼ぎとは関係ありません。お金という概念がなかった大昔にも、仕事はあったわけです。

・力の強い人は、みんなのために丸太を切って運んだでしょうし、
・細かい作業が得意な人は、みんなのために草鞋を編んだわけです。

このように仕事とは「やりたいこと・得意なことで、人の役に立つこと」であって、必ずしもお金稼ぎとは関係ないのです。実際に起業家は、身銭を切って借金をして仕事をするわけです。

実際のセッションでは、こんなことを行います。

  • 自分が仕事において発揮している機能の特定

  • 人生を通底してやりたいこと(want to)の再発見

  • 人生をかけて達成したい「現状の外のゴール設定」

  • 自分にブレーキをかける思い込みの解除

これまでに実際にコーチングセッションを行った方からいただいた声の一部を紹介します。

自分との向き合いをうまい具合に導いていただけて、めちゃ脳みそ使いましたが、そういえば小さい頃から好きなことは一緒で、形を変えて日々の仕事に取り入れていってたんだなーと気づきました。 最近はその好きな仕事ではなく、もうちょっと組織作りや経営面ばかりみていたので、感情が動いてなかったです。思い出させてくれてありがとうございます!

40代前半経営者

今までの人生の行動傾向と、仕事への繋がりについて明確化していただき、仕事に対する劣等感が解消された。 また、ものづくりに対しての熱意を思い出すことができ、時間を作ってじっくりと作業をできるような環境を整えていきたいと感じた。 なんとなく1日を過ごしていくことがほとんどだったが、コーチング後は今日はこれがこれだけ進んだ!という達成感を持って毎日を終わらせられている。

20代後半会社員

もしこのnoteを読んで、「人生がガラッと変わる覚悟があり、仕事のゴールを設定したい」と思われた方がいれば、下のフォームからご連絡ください。

良い1日を!

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