見出し画像

ブラック企業を見分けられるようになった結果

不肖やぶのね、法人営業やら組織改革やら公職で官民問わず色々な法人を軽く4桁は見てきました。同じ客商売でも営業とは客を選ぶための職種である、とも言えます。よって営業の隠れたミッションとは如何に優良なクライアントを選ぶことにあるといっていいでしょう。別に上述のようなことを上からあからさまに言われたことはありませんが、金融、特に保険業はそういうところはあると思います。そうなると、年数重ね腹の探り合いや競争社会に揉まれながらしていくことになり、どうしてもこの会社は良い会社か悪い会社か、世間一般の人よりは区別出来るようになります。

悪いことでは無いように思えますが、やはり物事は良し悪しがあります。若い時はどこへでも飛び込める恐いもの知らずでしたが、それなりに痛い思いもし見分けがつくようになるとどうにも慎重になり昔ほど無茶はしなくなりました。

これはいいことなのか、悪いことなのか分かりかねますが。歳を取ったということなのでしょう。
悪いところがある組織でも指摘されてちゃんと是正出来るところはあります。そこは伸び代のある良い組織なのでしょうね。また日々の雑事にかまけてつい問題点や改善点を見落としてるので指摘して欲しいところもまた当然あるわけです。そう、客観化、それはとても難しい作業であり組織が大きくなればなるほどしがらみもあり、第三者に言わせたいものなのかも知れません。そこはお金を貰ってリスクを払っているとも言えます。怒られたこともあります。自分に火の粉が掛からない注意としたたかさも必要です。故に実務から離れ暫く経った今でも世間の人の言葉の端々から頭の中で組織改革のプレゼンの青写真を無意識的に作っている自分がいます。

根幹の骨組みを理解し再構築する目線、それをもっていること、それ自体は悪いことではないと思います。でもその内容を下手にいうと生意気に思われること多々あるので滅多に言いません。ただそんな視点は常に持っておきたいと思っています。

それだけに稀にですが、しがらみのない場所でこの仕組みをこう変えては?と言ったら守ってくれる人や組織もあります。やはり素直ということは良いことだと思います。数年経った今でもちゃんと守ってニコニコしているところがあると嬉しいですよね。

そこそこ愚か者で、そこそこ賢明で、その塩梅を間違えずにいたいものです。

*****

これは余談ですが。

ブラック企業に捕まった人に対して一つだけしなくなったことがあります。それはブラック企業にいる自分って可哀想扱いしてて怠惰で現状を変えようとしない人。そういう人には何言っても抜け出さないことだけは分かりました。本当に抜け出したい人は結果として動く動かないの差はあれ考えた行動して責任をとります。

そんな人には気を付けて自分を大切にして、かけがえの無い人生を歩んで欲しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?