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iPadやiPhoneを活用した中国語リスニング強化法


1)はじめに

本日は、iPadやiPhoneを活用して中国語のリスニング力を強化する方法についてご紹介します。なお、私自身はiOSの言語設定を中国語にしていますので、その前提で進めていきます。

2)iOSの機能を活用した辞書的な使い方

皆さんは中国語の記事や文章を読んでいる時、この発音はどういう発音だろう?とかどういう意味だろう?を思った際は、どのように対応していますか?私は基本はiOS本体が持っている「查詢」・「翻訳」機能を使用しています。

実際の使い方は、知りたい文章を選んで手を離すといくつか選択肢が出ますので、そこからを「查詢」選びます。
そうすると下図のように各種発音や意味を教えてくれます。


查詢時

しかし、なんでも調べられるかというとそうでもなく、下図のように辞書内にあまり情報がない単語も多々あります。その場合は「搜尋網頁」を選んでSafariで地道に別途検索をかけて調べています。

また、音声で発音を確認したい場合は、最初に戻って「翻譯」を選ぶと下記の様に再生ボタンが現れますので、そこを押すと実際に発音してくれます。

翻譯時

3)リスニング強化ツールとしての活用法

リスニング強化ツールとしては日常は単純にSpotifyやpodcastアプリを使用して中国語の番組を聞き流しています。
ただ、この方法だとわからない単語にぶつかっても聞き流すしか無いので、ボキャブラリーがなかなか増えていきません。(わからない単語にぶつかっても全体の意味を理解する練習としては、良いツールではありますが・・・・。)
そこで、良いサイトを見つけたのでそちらを紹介したいと思います。

こちらのサイトはニュース動画とその内容の文章のどちらとも一緒に掲載しており、わからない単語にぶつかっても、文章の方で再度内容を確認できますので、とても使いやすいです。また、1つのニュース動画も比較的短時間ですので電車等の移動時間中でも気軽に勉強出来ます。

また、その他には日経新聞の中文版をよく利用しています。こちらの方は日本に関連する記事が中心ですので、内容の難易度は兎も角比較的取り組みやすいニュースサイトだと思います。

そして、このサイトを読む時にもリスニング力を強化するためにiPadの機能を使っています。下図の「輔助使用」の「語言內容」を設定します。

「設定」 >「アクセシビリティ」>「読み上げコンテンツ」と選択

そうすると下図のような内容が設定でき、目的の文章をもっと簡単に読み上げをしてくれます。

読上げの速度や今どこを読んでいるかがわかるような表示の設定もできます。

詳しい設定は下記をご参照ください。

そして下図のように操作パネルを表示することもでき、簡単に読み上げてもらうことが出来るようになります。

4)TOCFLの試験対策としてのChat GPTの活用

また、上記ニュースサイトとは別にTOCFLの試験対策としてChat GPTの「Custom instructions」を活用しています。この中にTOCFLの試験に出てくるような問題形式で問題を出してもらいながら、中国語の先生役をやってもらうように設定しています。また、中国語のレベルもこの中で設定し、毎回特別なプロンプトを書くことなく、気軽に中国語の勉強を続けられています。また、上記で設定した読上げ機能も活用しながら、より試験に近い形での勉強ができていると思います。

5)まとめ

以上が、iPadやiPhoneを活用した中国語リスニング強化法です。特別なアプリや機能を導入する必要はありませんが、既存の機能を組み合わせることで、効率的な学習環境を整備することができます。他にも良い学習法があれば、ぜひ教えていただければと思います。


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