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「なんでわかってくれないの」と言われても困るだろうから

妊娠期間中、心がけて良かったことを紹介する。
それは「ネット検索を避ける」と「情報収集は夫に任せる」である。

突然だが、下記は私のアート・ステートメントだ。
■「なんで?」と向き合い、開放する

検索すれば簡単に答えが出るけれど、
そう簡単に答えの出ないことが
世の中にはたくさんある。

観察して、調べて、考えて。

しつこく向き合えば向き合うほどわからなくなる。

そんな、頭でっかちになっているときに、
ふと、手がおしゃべりをしたがったり、
体が特定の空間に滞在することを
強く求めだすことがある。

私のアートワークは、「なんで?」から生まれる、
そういった欲望を素直に開放することである。

カッコつけたり背伸びもせず、すごく自分に対し誠実な文章だなと思う。
前半部分にもあるが今って情報との向き合い方が大変だ。
気になったことを調べるのに検索は一番てっとりばやく容易、それでいて答えらしきものは多様。自分に関わることの場合、自分の感覚以上に情報に頼りすぎたり、感情が振り回されたりで非常に疲れる。

特に妊娠出産の情報は収集しだすときりがない。ちょっとした体調不良は日常茶飯事。マイナートラブルなのか?問題があることなのか?妊娠とは関係ないのか?

ついつい検索したくなる。そして嫌な情報ばかり目に付きがち。
また、人やサイトによって意見が様々で「どうしたらいいんだ?」と迷子になる。素人の体験談だと感情的な意見も多く閲覧しているだけで心が擦り切れそうになる。

ゆえに、実際に身体を診てくれる担当医師に言われることに従い、必要以上に情報収集するのはやめるよう心がけたわけだ。

医師に相談する前の体調不良や想定外の変化といった不安なことは夫に伝え、彼に検索しベストな提案をしてもらっていた。

自分で調べないので情報疲れも防げる。
体調不良は当事者ではない男性にはそう簡単には伝わらないものだが
「具合が悪いのを察してほしい」「どうして伝わらないの」と一人で悲しんだり夫を恨むのは避けたかった。


なるべく感情を排除し、症状などを報告する。繰り返すが夫は当事者ではないのでフラットな解決方法を提案してくれるから助かるのだ。自分ごとだと延々と情報の中をさまよってしまい解決にたどり着けないことがあるからだ。

また一番いいことは情報収集の際に妊婦情報に触れて「こんなに大変なのか」ということを理解し労ってもらえることだ。妊娠出産が私だけの出来事ではなく二人の出来事になった。

そんなわけで「ネット検索を避ける」と「情報収集は夫に任せる」は大変おすすめ。
妊娠を経て育児もこのスタンスでいきます。

パートナーの協力がイマイチという方、具体的な作業をつたえるのもいいですが本質的な問題(しんどさなど)を理解してもらうためにも「産後は目がしんどくて」などと伝え、協力を仰いでみてはいかがでしょう。

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