小津安二郎が日の丸だった 1999.08.04 矢部明洋
私の祖父は自民党員で、選挙にも出たことがある人(2回続けて落選という、いわゆる政治道楽者)なので、祝日になると町内でも率先して日の丸を軒先に掲げていた。しかしながら、爺不幸なことに、昭和38年生まれの私に「日の丸」「君が代」への愛着は無い。
国旗・国歌の法制化論議で教育現場での扱いが一つの論点になったが、京都で育った私は学校時代のセレモニーで両者を見たことがない。また、国を背負って国際大会に臨むスポーツエリートでもなかったのだから、「日の丸」「君が代」にし