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夫への信用が崩れた「嘘」の出来事。

当時の私は妊娠5ヶ月。
一人目の妊娠で不安だったのもあり、安定期に入って少し安心した頃だった。

その日、夫は会社の飲み会があり帰りが遅くなることは知っていた。
普段からマメに連絡してこない夫だが、この日だけは違った。

ん?と違和感を感じるほど連絡してきてくれ「上司がきたからもう少し遅くなります。」と連絡が入った。

それから何度か電話しても一向に連絡がなく、何かあったんじゃないか、電車で寝過ごしてるんじゃないかと心配になった。
(夫は普段からお酒の限度を知らずに記憶がなくなることが多々。)

そして、0時過ぎた頃に夫の友人から着信が入った。
「ごめん。突然、記憶なし男(夫)が倒れて後頭部から血を流してて意識がないんだ…さっき救急車呼んだ。」

まず思ったのは、会社の飲み会なのになんで友人から?…しばらく混乱して、その次に夫の状態に混乱。

救急隊の人と会話して、夫は無事であることを確認。
それからタクシーで病院へ向かった。
向かう途中も「嘘をつかれた」ということが頭から離れない。

何より夫に嘘をつかれたことが悲しかった。

お酒の飲み過ぎと頭部の衝撃によって、しばらく起きないと言われた。

途中、目を開けて私を見た瞬間「…ごめん。」と言って目を閉じた。

そして、朝4時頃にやっと目を覚ました。
汚い服を脱がして、持ってきた洋服に着替えさせて…私は何をやってるんだ?

夫に期待?信用?しすぎていたことがいけないのか?お酒を飲み過ぎるところがあるから心配で飲み会の場を減らさせてたのは事実。その反動で私が夫に嘘をつかせてしまったのか?
何が正解かわからない。

夫は良くも悪くもとても素直な人で、私はそんなところに惹かれて好きになった。
「嘘」なんて無縁な人だと私は勝手に思い込んでいたのかもしれない。

その出来事から1年以上経つ今でも、夫の飲み会は気持ちよくいってらっしゃい。が出来ない。
そんな自分が嫌になる。

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