平行線でさようなら

努力家と怠け者の話をしよう。

この二者は双方理解し合うことはない。

完璧主義者は怠け者だ。
スタートを切る美しいきっかけがないと、その場から動くことができない。
苦悩する怠け者だ。

家に帰れば散らかった部屋、疲れ切ってしょぼくれた自分。こんなんじゃ。

「お前よくそんな頑張れるよな、なんでなの」
「いやいや、僕は人の2倍頑張らないと人並みにならなれないんです」

この二者は完全な平行線上にいる。

怠け者は、
"どのようにすれば、行動と努力が出来るのか"
と問うているのに対し、
努力家は、
"努力をする理由はこうだ"
と答えている。

この二者はお互いを理解できない故に、方法論の共有ができない。

"成功者になる7つ方法"
"あなたが朝起きられない100の理由"

これらは努力家の言葉で書かれた努力家が自分を整えるための方法であり、これを読んでも怠け者は一生努力家の成功者にはなれないのだ。

さようなら、私の愛した努力家たち。
私はあなたにはなれなかった。
貴方への憧れは、私を空へ飛ばしてはくれなかった。