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魔法少女⭐️怨霊ができるまで

できるまで進捗報告をしよう。
さもないと進まないから。

「魔法少女⭐️怨霊(もう既に打つのが面倒くさいから以下「魔怨」)ができるまで」は、

仕事を持つどちゃくそ社会人が
6月の地元コミティアにあわせて一次創作漫画同人誌をいかに間に合わせるか、
その過程を晒して、何としても6月には一本出そう、という自分のためのプレッシャーの記録です。

で、進捗。

企画書を作る。何だってそうだよ。


キャラクターとあらすじを作る。
後半飽きて服描いてない。

どんな漫画もまずこっから始まります。
話とストーリー。設定。プロット。


一番楽しいとこはここまで。
ここまでが去年やったとこ。

こっからが本番。

ネームを描くんですよ。

ネームとは漫画の設計図、というのはよく話されますが、
ネームが漫画の地獄の一丁目、という説明はなんでかあんまりなされません。

ネームは、プロットをもとに、セリフの位置、背景、人物をざっくり描きおこすものです。

読み手の視線の流れ、間、余白、ページ数、読み手がどう感じるか、そういうものをデザインする場です。

ネームはどんだけ描き込んでもいいし
棒人間描いてもいいんですよ、というのが世の漫画指南書や専門学校の指導だったりします。
さてここで、プロになる方の、デビュー前のネームを見たことあるひと。
どれくらいいるものなんでしょう。

プロになる人のネームは、「棒人間でいいっていったじゃん嘘つき!!」て各方面に地団駄踏み散らして抗議状叩きつけたくなるくらい

シャーペンで実際の完成原稿を描ききってらっしゃいました。
フラッシュや効果線まで、全て。

多分みんながみんな、ネーム完成原稿を描くわけではないんだと思います。デジタルで作ってるひとなら、尚更。
ただ、私が見せてもらったネームは全部シャーペンで描かれた完成原稿だった、というだけで。

ネームは完成原稿と違って、描いても世に出ないし原則制作側しか見ないし、何より描き直しが多い。
一コマずれると隣のコマの配置も変えなきゃならない。

精魂込めて完成原稿ばりに描いたネームでも「この展開ちょっと違くね?」て思ったら容赦なくボツにして描き直す。
これを十何回とか繰り返して、漫画は最終型をキめます。

ここにネームの地獄みがあります。
いい絵が描けた! 原稿で再現できるか、楽しみだ!
と思った辺りが5pごぞっと没になるのはザラです。

じゃあネームに描き込むのやめようよ、某人間で進めよう、作画でちゃんと描こう、プロはそうしてる。
という主張はわかるし、そうしてる人は少なくありません。

でも、コミティアは、自由に漫画を描いていいところなので。
絵が下手な私が、製本段階までにちょっとでもひとさまのご不快にならない画力を手に入れるには、ネームの段階で描き込んで描き込んで、モノの描き方を把握するしかありません。

ということで、本作を描き上げるために、このnoteは存在します。
さもないと進まないから。

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