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魔怨ができるまで4 本当にある怖い話

ナゾの漫画おじさんから聞いたお話です。

かつて漫画家志望の若人がいました。
出版社に持ち込んで、編集者さんの名刺をいただきました。
編集者さんに名刺をいただく、ということは、漫画家志望者にとって、事実上、担当がついたということ、なんだそうです。

いやほんとのとこは知りません。人から聞いた話です。

若人は担当さんに「次のネームできたら、見せて下さい」と言われました。
これはマンガ家志望として一歩前に進んだ、ということです。

若人は嬉々としてナゾの漫画おじさんに「いつ頃次回作、見せたらいいんですかね!」と相談しました。
その時点で担当がついてから、一週間たっていました。
ナゾの漫画おじさんは、大慌てで「いつ見せたらいいか、すぐ担当に電話してききなさい!」とアドバイスしました。

若人が電話すると、担当さんは冷ややかに言いました。

「うち、週刊漫画誌なんだけど」

魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨魔怨

この話を聞いた時、

「お相手様の時間感」

て、社会人だとわりとふつうに思い浮かぶことが思い浮かびました。
漫画誌もプロダクトだから、ステークホルダの時間感に合わせられないと、商談は難しいんだなって。
編集業自体はメディア業とかマスコミ業に相当すんですが、出版社は分類としては製造業なんだそうです。
一人出版社系の本に書いてあった。

コミティアだと、納期に間に合わない場合、単に自分のスペースで辛酸べろくそ舐めることになります。
いっかいやらかしました。
からくて酸っぱかったです。

今月中にネーム一稿目を終えて、4月半ばにはネームの直しが終わってないと、6月のコミティアに作画がおっつかんのですが、社会人なので来月はAWSの試験を受けなければなりません。

今月あと一週間しかないってね。
地獄かな。
週末は遠方の友人と花見の予定が入ってます。

友人は会える時に会っとかないと、そろっと会いたいなー、て思った時には訃報を聞くことになる、とかガチであるのが中年の危機です。
花見に行って友に会いながらネーム描きゃいいや、この時期の屋外めっちゃ春一番吹いてるけど。
誰も死んでませんように。

書いたら内容を忘れるタイプなので前回記事からサブタイがつきました。
こちらは中年の危機と社会人を併発したコミティア参加希望者が、進捗を晒すことで漫画制作を進めようというノートです。
実際書くようになってから破竹の勢いで進んでます。晒してみるもんだ。

現在の進捗:9ページ目で呪文が決まってからぐぁっと進みました。

多分これ一コマ目の魔法少女もっと角度つけた方がいい。

あと6ページで1本分のネームが終わります。
ここまで通しで読み返して、ここのコマは違うやろ、てのが散見されててもう。
実際ページを描いてみることでしかわからない粗は、どうしてもあるので。
ネームの一稿目は叩き台。

7ページ目まで進んだ! 読み返したらここがダメだったから3ページ目からやり直しだ!
てやってていいタイミングと力押しするしかないタイミングってのはあって、私がネーム描き出すのは大体後者のタイミングになってひと月くらい経過した後です。

一昔前の創作界隈は、締切つったら破るもん、修羅場くぐるのはちょっと玄人み、みたいな無頼派かよって風潮があったんですが、最近はどうなんでしょう。

〆切ってつまり納期なんですよね。
納期だと計算方法があるので、勉強しようと思います。
IT関係の本だけど、納期学んで今後役立たないって事ぁないと思うので。

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