マチネの終わりに、読了。

"この世界のどこにいても あなたを想う"ってキャッチコピーが何となく気になり
ざっと見て特に気になったものがなくても「とりあえず何かしら買ってくか」という気持ちで入った書店で購入。
読み終わったので、映画も見てみよう。

私の場合、本を買うのに動機が必要(話題になってるとか、身近な人が読んでて薦められたとか)で↑には「とりあえず何かしら」と書いたけれども詳しく分析すると「オシャレで美しい何か」に触れたいと潜在的に思っていたのかも。(何やねんそれ、って感じだけど)

描写されてる街の雰囲気とか、綺麗なお姉さんとか、昼下がりの公園で遊ぶ子供とか、そういった美しいものはもちろん、目に見えない"愛"っていう概念的なものを読みたくて。

まだ映画見てないけど、石田ゆり子さんの美しさもさることながら、もしかしたらそういう概念的な美しさがあるかもってキャッチコピーを見た瞬間に感じ取ったのかもしれない。

あらすじとか内容的なものはいろいろなところで書かれているので、特には書きませんが、昔誰かが歌ってた(思い出せない、、)「会えない時間が愛育てるのさ」って歌詞、まさにピッタリだと思った。

というのも、
作中で、一緒の時間を過ごしている時間より、お互い別々の時間軸を過ごしている時間の方が長いのに、別の生活があるのに、お互いがお互いを想い合って最後は気持ちが繋がって。(結末は賛否両論のよう)
恋が育った延長線上の愛というより、そうなるのが必然だったような運命的な愛

大人の恋愛が1つのテーマで、
主役二人の年齢的にも世間的には若いそれとは違った目で見られるというか。
たった3回しか会っていないのに、確かにお互い(後から気づいて)愛してしまったというのが現実味あるんだかないんだか。愛する事ってきっとそれぐらいファーストインスピレーションで感じるものなのかも。

全く余談ですが、海外が舞台になっていると作中に出てくる地名をグーグルマップで検索してその景色を見ながら読むのが大好き。
また気になるものがあったら読んでみよう。

#マチネの終わりに
#石田ゆり子 #福山雅治 #幸福の硬貨


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