見出し画像

至福の時間【漫画の履歴書】

 音楽の履歴書に引き続き、こちらのハッシュタグも面白く、書きたい欲が高まったので、書いてみます。
 最初に書かれたたけのこさんの履歴書がこちらです。
読み応えがあり過ぎます。師匠と呼ばせてもらいたいです。

小学生のとき

 初めて買ってもらった漫画は、あさりちゃんでした。
確か水ぼうそうになって、しばらく学校を休むとなったとき、親がまとめて買ってくれました。
飽きることなく、何度も読みました。
今調べたら、2014年まで連載。かなりの長期連載だったんですね。
永遠の4年生がずっと活躍していたかと思うと、感慨深いです。

 その後は、雑誌「りぼん」を毎月買うようになり、星の瞳のシルエット・
ときめきトゥナイト・有閑倶楽部・お父さんは心配性・ちびまる子ちゃん
を読み始めます。

ちびまる子ちゃんは、小心者のまる子や家族のあるあるネタに共感する箇所がとても多くて、毎月、楽しみでした。
エッセイ漫画が好きになったきっかけは、この作品だと思います。

有閑倶楽部は、時折ある幽霊の回がリアルで、読んでブルブルしてました。
絵に迫力があるんです。

従妹のお姉ちゃんから借りた闇のパープル・アイも同じく迫力があって、
この先どうなるのか、ハラハラしながら読んでいました。

中学生のとき

 毎月読む雑誌が「マーガレット」に変わり、紡木たく・いくえみ綾・多田かおるなど、雑誌に連載している漫画家さんを読み始めます。

 当時、通っていた中学校が少しばかり荒れていまして、不良の先輩方
(今でいうヤンキー)がたくさんおりました。かっこいい先輩はもれなく
ヤンキーだった時代です。
そんな時に読んでいたのが、ホットロードです。

繰り返し読んで、”タクティス”って香水がどこで売ってるのか、田舎の中学生は本気で知りたかったです。


POPS・愛してナイト・白鳥麗子でございます!も好きでした。
高校生になったら自分にもこんな恋愛が待っているのか、と勝手にワクワクさせてもらったPOPS。残念ながら、私にはやってきませんでしたが。

不器用な主人公の健気さがたまらなくかわいかった、愛してナイトと白鳥麗子でございます!
ジュリアーノが愛らしい。

 また、部活が剣道部だったので、六三四の剣をみんなで回し読みしてました。
主人公、六三四が剣道だけじゃなく、人間的にも強くなっていく様が描かれています。
六三四の上段の構えがかっこよくて、皆、真似してました。
ちなみに、中学生は上段禁止です。

高校生のとき

 高校に入ってからは、友達と漫画の貸し借りをよくしてました。
すでに全巻そろったものを読むことも多かったです。

めぞん一刻・タッチ・あさきゆめみし・なんて素敵にジャパネスク
ブラック・ジャック・ぼのぼの・動物のお医者さん・ボーイフレンド

 めぞん一刻とタッチは好き合っている2人がなかなか進展しなくて、ヤキモキしながら読んでいました。そこがまたいいところでもあるんですが。

手元に全巻そろった状態だったから読めましたが、連載時に読んでいたら、ヤキモキどころではなかったと思います。
めぞん一刻の最終巻、表紙の響子さんがキレイ過ぎます。

 あさきゆめみしは、源氏物語がこんな話だったのか、と初めて知れた作品です。絵がとてもキレイ。

なんて素敵にジャパネスクは、小説のファンだったので、漫画も読んでみました。平安時代が舞台で、瑠璃姫が事件を解決していくのですが、読んでいてスカッとする面白さです。

 瞬きもせずは、かよちゃんと紺野くんの恋愛模様を読んで、ドキドキしてました。ウォークマンのイヤホンをお互いに片耳づつ入れて、2人で聞くシーンにとても憧れました。

専門学生~社会人前半

 専門学生のときにBANANA FISHを読んで、あの世界にのめりこみました。最後巻に近づくにつれて、話が終わってほしくない、と思っていました。
けれど、一方で、2人に平和で穏やかな時間を早く与えてあげたいという思いから、早く終わってほしい、と思ってみたり。
矛盾した感情がぐちゃぐちゃに入り混じって読んでいました。

彼の手も声も・女ともだち・永遠の野原・おいしい関係・ハッピーマニア
降っても晴れても・天然コケッコー・おたんこナース・スラムダンク
いたずならKISS・I LOVE HER・私たちは繁殖している・あたしンち 

 女ともだちは、登場人物のキャラが濃くて、エンタメの話も面白い。
さすが一条先生だな、と思います。最後にみんなが幸せになるのも、読んでいて心地いいです。

 永遠の野原は、登場人物のみんなが優しくて、みんながお互いを想っている。
それゆえに、傷つけてしまうこともある。そこがとても切ないんです。
切ないけれど、読んでいるとこちらもやさしい気持ちになれる、不思議な漫画です。

 おたんこナースは、主人公が我が道を行くタイプで、動物のお医者さんに登場する菱沼先輩を少し思い出します。
看護師という職業に誇りをもって仕事をしているのが、かっこいいです。

 あたしンちの登場人物は、すべて愛すべきキャラ揃い。
私は、みかんの後輩の新田さんが大好きです。
無口なお父さんと強烈なお母さんの若い頃の話は、ほのぼのだったり、ホロリとしたり。
ちびまる子ちゃんと相通じるものがあって、私はこういう家族の話が好きなんだな、と思います。

社会人後半

 仕事辞めたいなぁ、結婚どうしようかな、などと人並みに悩んでいた時期です。

働きマン・監督不行届・イマジン・オルフェスの窓・ホタルノヒカリ
岳・すーちゃん・結婚しなくていいですか。
ハチミツとクローバー
20世紀少年・MONSTER・DEATH NOTE
ひとりたび1年生・マラソン1年生

 働きマンは、主人公を中心に様々な働く人が出てきます。
働き方や立場が様々で、「仕事とは」に対する答えもたくさんあって、悩める30代(当時)には参考になりました。

 監督不行届は、安野モヨコ先生がカントク(庵野秀明さん)の側に染まっていく様が面白いです。
あんなに渋い感じなのに、カントクが乙女なのもカワイイ。

 岳では、山岳救助の現実を知り、気軽に山登りができなくなりました。
とは言っても、北アルプス級の山に登ったのは、数える程度なのですが。
山にいる時は、常に大自然の中にいるんだってことを忘れちゃいけないな、と思います。
三歩さん特製コーヒー、飲んでみたい。


 イマジン・ホタルノヒカリ・すーちゃん・結婚しなくていいですか。
ハチミツとクローバーは、恋愛って上手くいかないなぁと思っていた時に読んでいた漫画です。
自分と重なる部分も、様々な場面であり、主人公または相手の言葉が胸にグサリと刺さりました。
恋愛にも向き不向きがあるんだな、と今なら思えます。

ひとりたび1年生は、初めて読んだたかぎなおこさんの本です。
ドキドキしながら旅する様子に共感しながら読んでいました。
その後も続くひとり旅シリーズ、新たなマラソンシリーズも面白く、スラスラ読めます。毎回、出てくる食事がいつも美味しそうです。

出産後

 出産後に友達がお祝いと共に持ってきてくれたのが、育児漫画でした。
初めての育児に必死過ぎて、少々疲れていた私に、笑い飛ばすということを教えてくれました。

ママはテンパリスト・育児なし日記vs育児され日記・たまご絵日記
おかあさんの扉・まんが親・毎日かあさん
BECK
君に届け潔く柔く・3月のライオン

友達が持ってきてくれたのは、ママはテンパリスト。
読んで笑っただけで、なんだかスッキリしました。
ごっちゃんの破壊力がとんでもないです。


おかあさんの扉は、お母さん(伊藤理佐)・お父さん(吉田戦車)ってだけでもう絶対に面白い、と想像できます。
シッターNさんのキャラも素敵。
わが家も高齢育児のため、勝手に親近感を抱いて、高齢ネタに心から共感してます。

育休中に読み途中だったBECKを改めて読みました。
バンドの話なので、いろいろ妄想しながら読んでました。
読んでいると、現実とはまったく違う世界に行けて、育児で鬱々としていた私は、かなりリフレッシュできました。

潔く柔くも子どもが昼寝をしている隙を見つけて、読んでました。
色んな人たちが交差して繋がっていく話はさすがです。

現在

 やっと書き終えました。
書きながら、後戻りすることが多かったので、だいぶ時間がかかってしまいました。
でも、書いていて楽しかったことだけは間違いないです。

最近、死ぬまでにやりたいこと100を書き出してみました。
その中に、何の制限もない環境で漫画を読み漁りたい、と書きました。
これ本当にやりたい。
その時に読む漫画を今からピックアップする作業も楽しそうです。
皆さまの漫画の履歴書をぜひとも参考にさせて頂きます。

(おしまい)

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

貴重な時間を使って、最後まで読んで 頂き、ありがとうございます。 よかったら、また覗きに来てくださいね。