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日記

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2018年9月の記事一覧

退廃的前進

家にほとんど帰らない日々がようやくひとつの段落を終えた。頭からかじりついて内蔵のところは大きな揺れで食べられなかった。気がつけば9月はもう尻尾を残して食べるところはわずかだ。毎日毎日酒を飲んだ。狸小路ベティの赤ワイン、宮井がいれてくれたスコッチ、道端の麦とホップ、発寒秋まつりのスーパードライ、ローグのクラシック、東区の鏡月、ドッグスターの日本酒、すすきののハイボール、つぼ八のレモンサワー、豊平川越

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揺れて動く

いつもどおりを、次第にとりもどしてゆくところ。僕の新しい生活リズムものらりくらりとはじまってる。いくぶんか参っても解放されてすぐのビールと宵ごとのたのしみでどうにでもやれている。今いるこの街の友たちの元気な顔をみるだけで生きるのは最高なんだ。心底そう思った。あついシャワーを浴びて、部屋の電気をいつもどおりに消してベッドに寝て目を閉じる。気がつきにくい尊さを感じてそれだけでは満たされる僕たちではない

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ぶつかっていた目

静かな夜。この夏は風が強い日が多いね。朝起きて夜眠れる日々がうれしい。

あるひとりの古い友人を思いだすときイメージはとても遠くまで浮かぶ。あの日々のことをときどきは思い出したりするかい。そんなひまはないのかも。いつからか、一方的にその活躍だけを遠くで見るようになった。きっと元気でいるだろう。誰にも言えないことを話せる人はそばにいるかい。僕は君に会ってもなにも話せることはないだろうな。君の話を聞い

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