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日記

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2018年8月の記事一覧

はじまり はじまり

はじまるときはやっぱりスタジオミルク。部屋もそんな気がしてた通りやっぱりAスタだった。18のときもそうだった(一曲目に合わせたのは はじまりという歌だった。) 今日の夜が来るのを心待ちにしてた。でも冷静にどんな音が鳴って、どんな曲にしようかって考えてた。ずっと前から。僕の新しい歌はどんなふうになるんだろう。って。早めに着いて、鍵を開けて、プチプチでくるんだエフェクターを一個ずつ置いて線をさして、チ

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夏の終わりにたくさんはじまる

明日から早寝早起きの生活に戻る。夜行性の半年間、これでもかとわがままに過ごした。贅沢な時間も罰っしたいような時間もあった。でもできることはたくさんやれた。張り合いがないのが苦痛に感じた。もう二度とこんなふうに暮らしたくない。8月の終わりとともに、新しい生活に向かう日々がはじまる。

今、僕の頭のなかでは複数の計画が進んでいて、ずっと前からのイメージが現実に近づいてる。想像を超えられたら心の底か

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マイジェネレーション

週末の余韻があまりに気持ちよくて未だレコードも聴けずギターも持てず。あんなに凄い音楽を見てしまった。それでも、いやだからこそ、音楽をつくって歌いたい。僕は90年代の日本のロックが好きだ。僕はその頃に産まれて思春期にようやくそれに触れた。この世代の音楽で時代を創っちゃおうよ。
日本のロックンローラーは50代、90年代の美しい日本語使うバンドも30後半〜40代。僕のヒーロー達はもう中年。
僕のリアルタ

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いい天気に乾杯を

ライジングサンロックフェスティバルに三年ぶりに来ている。過去2年は東京に住んでいて行かなかった。今年の夏は札幌にいる。ぼくは20歳、21歳、22歳のときにライジングに行ったので4回目になる。あの年は何を見たとか、誰と一緒だったなとか、偶然誰に会ったなとか、誰を思っていたなとか、そんなことを歩くたび思い出している。僕は過去というものが、けっこう好きなんだと思う。今を愛するために、そう思う。今がいちば

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恋におちたら

底知れぬ推進力がうまれた。もはやうまくいく根拠もきっかけもなくても、眼に映る平凡な空き缶すらも高彩度のフィルターがかかって、ペダルも足取りも軽くなってくる。もしやと気づきかけたときはもうだいたい手おくれだよ。

本当は夜明けまで話をしたいが、たった1時間でもいい。最初はやっぱりコーヒーでしょ、最初だもの。甘くしたり白くしたりするんだろうか。煙草の銘柄なんなんだろう。そのあとビールを飲みにいって、何

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いま夏のどのあたり

帰りたくない日が続いてる。たくさんの友達に偶然や突然に会ったり、電話で話したり、約束したりしている。数日間東京に飛んだ日々も、夏がずいぶん遅れてやって来た札幌でも、思い返すひまもない密度で過ごしている。何年振りかに会って話すようなこともなぜだか多い。いくつかの古いバンドがまた音を鳴らしはじめたし、短い夏が僕らの扉を開いてる。僕が素直になれてるにしたって、どいつもこいつもやけに素直で、弾むよ。

ザタイムシーユーアゲイン

高い窓から広い空が焼けてるのを見てる。
言葉にできるほどあの人のことは知らない。
遠いところに思いを馳せてる。
距離について考える。
向かいあったらなんの話をしようかな。

楽しいことが続いてる。
もっと楽しくなれるのも知ってる。
いつもあてもなくだれかのことを考える。それだけで景色の色も空になったペットボトルの輪郭もはっきり見えてくる。自転車をこぐとカルピスが入っていたボトルは弾んだ。

なんの

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