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WAIS-Ⅳなどを受けた話

自己責任論が大嫌いだ。それなのに「自分は自分の力で絶対にコントロールできる」という謎の思い上がりがあった。読書で得た知見や友人からのアドバイスやカウンセリングさえも私の問題を解決する糸口にならない。今どうしようもなくたって必ず自分の意志で立て直せる。私は絶対大丈夫になる。そういう直感があった。

しかし、私も大人になり、自らの有限性を受け入れられるようになった。今思えばあれは偏屈なプライドだった。客観的に自分のことを判断してもらい、何が足りないかを知りたいと、素直に思えるようになった。

WAISーⅣとCAARSとAQを受けた。
大学時代から他人より何かが足りていない自覚は大いにあった。
検査前の問診では一通り困りごとを話した。会話でのコミュニケーションに難があること。よく物を落としたりぶつけたり壊したりしていること。頭の中がぐちゃぐちゃであることなど。

WAIS検査の内容はここには書けないので感想だけ述べる。
得意分野はすらすら答えられて楽しかったけれど苦手分野の問題は全く解答出来ず、何十秒か悩んだあげく一番それっぽい選択肢をとりあえず言ってみるor「分かりません」を繰り返すしかなくひたすら苦痛だった。検査を受けている時点で自分の苦手が見える化する。

結果は、全検査(FSIQ)が108という平均的な結果で拍子抜けする。正直境界知能も覚悟していたので。
分野別では知覚推理(PRI)が一番低く91で納得。物との距離感が掴めないのはこれの低さに起因しているかもしれないとのこと。平面図形の認識が特に苦手みたい。確かに好き嫌いとかでなく漫画が全然読めない。
運転が嫌いだとか文字を綺麗に書けないだとかもきっとこれの低さゆえなんだろうな。

CAARSではADHDの傾向をかなり高く有していると結果が出て医療機関の受診を勧められる。これは想定通り。AQは総合的には基準値未満だが一部の項目で高い数値が見られたので特性を有している可能性はあるかもしれないとのこと。
本当は今すぐにでも病院に駆け込みたいところだけど、直近でかかった精神科の医者が医者以前に人として最悪なヤツでド級のトラウマになっているのでしばらくかかる気になれない。

自分のダメだと思っていた部分がダメじゃなかったらホッとしたり、逆に「これでなんで大丈夫なんだ?」と疑問が生まれたり。ダメだと思っていた部分がダメだと証明されてホッとすることもあるし。難しい。

自分をもっと知って自らの手で癒やせるようになりたい。





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