お金が無いから 遊びに行けないね

世間がようやくGWに突入した。心底ほっとした。不登校の子が夏休みを迎えるときもこんな気持ちなんだろうか。

私は今月から無職になった。半年以上前から3月に仕事を辞めることを決めていたにもかかわらず、転職活動に本腰を入れることもなく、惰性で求人に応募して順当に選考に落ちてを繰り返し退職の時を迎えてしまった。

この1ヶ月は焦ったり開き直ったりで自分でも心の状態を捉えるのが難しかった。
開き直りモードからのスタートだった。平日勤務土日休みの職場にいたから、せっかくならこの機会に平日休みの恩恵を受けたいと思った。平日限定のランチを食べたり平日限定価格でマッサージ屋さんの施術を受けたりしたい、あわよくば一人旅に行きたいなんて夢想していたけれど、いかんせん金がない。その上そもそも内定無しの無職が平日に遊びまくろうとしていることがやばいのではと俯瞰する自分が顔を出して開き直りモードはあっけなく終了した。

とにかく内定を手に入れなければ。その一心で大して企業研究もせずに惰性で様々なところに応募してみたが、その姿勢を見透かされてしまっているのだろう、書類選考はほとんど通らない。でもなぜかほっとしてしまう自分もいた。何してるんだろうまじで。書類選考を通過し、一次面接のご案内メールが来ると気が重くなった。これから、自分を良く見せるための虚言を振りまき、企業の太鼓持ちになって最終面接まで駆け抜けなければいけないのか。苦しい。苦しい。結局モチベーションが保てないのとそもそもの能力の低さから不採用になる。

ある程度お金がもらえて通勤しやすくてちょっとでも社会の役に立てる仕事なら本当に何でもいいし言われたことは文句言わずにやるから適当に雇ってくれ。大した仕事じゃないのに「主体性がある人を求めています」とか抜かす企業は負の主体性を持った地雷人間を引き当ててどうにかなってくれ。社会不適合のなれの果てはこんな感じです。このすばらしい世界を敵にまわして今日も生きています。

GWはお笑いライブとかたくさんあるし東京に遊びに行きたいと思うけど昨日推しのライブを観に横浜まで行ってしまったしもうこれ以上はお金を使えない。今後の面接に向けて朝から晩まで休むことなく思考を言語化していく特訓でもしてみようか。


家で一人のときでも人混みに紛れているような感覚になれるからGWは大好き。


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