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人間活動をしたい

3月末で仕事を辞め、無職になった。内定はまだ無い。

学生の頃から求職活動が苦痛だった。社会に出てバリバリ働くぞという気持ちはちゃんとあった。しかし、就活の制度自体がどうも受け入れられず、働きたいのに求人には応募したくないみたいな意味分からない時間が何ヶ月も続いて発狂寸前だった。

そもそも、真剣に自己分析をしたら、ウケの良い自己PRなんか書ける訳ない。自分の長所は良く解っているけれど、外面さえ良ければあとはどうでもいいようなこの社会には全く必要とされないものだ。その上求職活動においてアピールしたら好印象であろうコミュニケーション力や実行力はたいして無いことを自覚している。だから私はただただ何も持っていない人間という烙印を押されるのだ。

求職活動を上手くこなす人は、仮に嘘だとしても当たり障りないことを言って自分を良く見せ内定を掴み取れるのだろう。私はなぜかその嘘がつけない。仕事をする上でならいくらでも嘘をつける。でも、就職するために嘘をつくのはなぜか無理なのだ。本当の自分を認めて受け入れてほしいみたいな自意識なのかなんなのか。ほんの数行でも、ほんの数分でも、自分を実力以上に良く見せるなんて耐えられない。

ただただ「この仕事できます。周りとトラブル起こしません。犯罪しないし不祥事も起こしません」くらいの誓約で就職できたらなあ



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