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ものごとを正しく見る・・・

「ものごとを正しく見るには、たった一つのやり方しかない。ものごとの全体を見ることだ」

イギリスの美術評論家 ジョン・ラスキンの名言です。


「木を見て森を見ず」

人間、目先のことに集中してしまうものです。

何か問題が起こると、問題のみに焦点が集中し、最善の解決策を見つけることができず、右往左往してしまうことがあります。


「メタ認知」

客観的に自分自身を捉えることにより、自分自身を認知することができます。

ものごとについても、俯瞰して見る。

自分自身だけではなく、様々なことを俯瞰して見ることができれば、今まで気付けなかったことにも気付ける機会になるような気がしております。


頭ではわかっていても、実際、余裕のない状況で、俯瞰する作業は、簡単ではないと感じておりますが。。。


良し悪しは別として、何かが起こったとき、その起こったことは、単体で起こったことではないと確信している。

色々な出来事の積み重ねにより、何かが起こっている。


テストで満点を取った。

単体では起こり得ない。

勉強したという過去の出来事から、導かれた満点だろう。

逆も然り。

勉強しなかったという過去の出来事から、何らかの結果が導かれる。


起こったことについて考察する際、起こる前の出来事を振り返ると、解決策があるような気がする。

朝早く起きれない。

目覚まし時計、携帯のアラームなどを頼りに、早朝始動を心掛けているが、起きれない。

「自分は、意志の弱い人間なのだろうか。。。」

ネガティブな感情を抱きかねない。


少し俯瞰して考えてみる。

朝起きれないのは、夜寝る時間が遅いからの可能性がある。

毎晩、寝る前にコーヒーを飲んでいるからの可能性がある。

朝起きれないという一点に集中すると、見えないことが、俯瞰することにより見えてきたりもする。


自分自身のことであれば、それで済むが、他人が絡むときは、少し厄介かもしれない。

相手の状況なども加味しなければ、見えてこないものもある。


ものごとの全体を見ることができず、一部に集中してしまうのは、ものごとを主観で見ている場合が、ほとんどではないだろうか。


自分を中心に考えると、自分の主観が、先行する。

この段階で、全体を見ることができなくなっている。


皆、「ものごとを正しく見るたった一つのやり方」を知っている。

知っているが、できない。

とても簡単な話ではあるが、実行が難しいために、名言として残されているのだろう。


この名言により、頭では理解している「ものごとを正しく見るたった一つのやり方」を実践できているかどうかを問い直す機会に恵まれた気がしている。


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