Apple Musicが今年聴いた曲を教えてくれたけど感覚と一致しなかったので自分でまとめた

Apple MusicやSpotifyが今年一番聴いた曲を教えてくれる時期になりました。最近はApple Musicをメインで使っているので、Apple Musicからのご案内をふむふむと見てみました。

しかし割と作業用に音楽をかけてしまうので、サブスクが教えてくれる今年一番聴いた曲と個人的に印象的だった曲が一致しない。雨音のBGMはたしかにめちゃくちゃ聞いたけどそうじゃないんだ。

これはもう自分でまとめるしかない。ということで2022年に印象的だった曲とアルバムをまとめました。どちらもリリース順です。

■曲

wotaku「ミルクパズル」

ふらっとYouTubeで出合った曲。メロディも歌詞の乗せ方も調声も好き。

最近のボカロ界隈にも詳しい弟に「知ってる?」と聞いたら「wotakuさんはいいぞ……」と言われました。すっかり疎くなってしまった。特にKAITOの歌唱曲は好きなPの曲ばかり聴きがちなので貴重な新規開拓です。

Mr.Children「永遠」

Sexy Zoneの中島健人さんや松本穂香さんが出演されていた映画「桜のような僕の恋人」の主題歌。映画視聴前、エンドロールの前、エンドロールの後で聞こえ方が違って震えました。

歌詞も作品とリンクしていて、聴くたびに映画が蘇ります。「必死で何かを僕に伝えようとしてる あの日の君が見える」で思い出すのは雪の中のシーン。主人公の晴人は春が来るたび、シャッターを押すたび、あの日の後悔を思い出すのだろうなあ……というやや作品のネタバレ。映画もよかったです。

サティフォ「BGM」

メロディや声が好き。明るくて暗くて明るい曲だなあと思っています。そういうところがすごく好きです。Sexy Zone「make me bright」から感じるものに通じます。

それでも歌って、踊って
嬉しいのは 悲しいのは
すぐに忘れてしまうことなのさ

歌って踊ってすぐに忘れてしまうことで嬉しくも悲しくもなるっていう、このどうしようもない矛盾みたいな感じ。好き。

BBHF「バックファイア」

無性にGalileo Galilei「夏空」を思い出しました。「夏空」の先にあるみたいな曲だなあと。大人になったフリをしていた僕らがいろんなことを知って、失って、それでもゆるやかに前に進んでいる。あのときの輝きも背後でまだ燃えていて、消えてなくなってしまうことはない。そんな歌に聞こえます。

Galileo GalileoもBBHFも学生時代の友人が大好きで。私自身は一緒に聴いていた程度で大して詳しくないんですが、だからこそGalileo GalileiやBBHFの曲を聴くと学生時代を思い出します。「バックファイア」は特にそんな曲でした。

坂本真綾「菫」

作曲はくるりの岸田繁さん。編曲には扇谷研人さんも。こういうゆったりした曲調と真綾さんの相性ったらないです。

作詞は坂本真綾さんご本人。真綾さんの歌詞は光と影のバランスが絶妙です。明るくて暗くて明るい曲が好きなのは真綾さん育ちだからだと思っています。ちなみに今回の歌詞で一番好きなのはここ。オタクなのでジャニーズと風磨くんのことを考えちゃう、「菫」だし。

僕たちは繋ぐ生き物だから 誰かの夢の続きを
あきらめきれず紡いでいく なんでもないような顔して

SixTONES「PARTY PEOPLE」

明るくて暗くて明るい曲が好きって書いた後にこの曲を挙げるんかいって感じですが、時々違う味にハマることもありますので。アッパーで楽しくて、一時期は毎日聴いていました。

「Strawberry Breakfast」同様、同世代のお兄ちゃんたちが盛り上がってる感じが好きです。海の家の近くにいたら絶対近寄れないと思うのですが、たぶんいざ話したら優しい。老若男女に優しい。

神はサイコロを振らない × asmi「朝靄に溶ける」

美しいメロディ、息継ぎすら歌を彩るお二人の歌声、そして歌詞。どれも好きでした。

歌詞は具体と抽象の両方で胸を刺してきます。具体のほうでいうと「手作りのカーテンとぶら下がったライト 寝具で精一杯の あの部屋で僕ら」。これでもう一生懸命二人で生きている感じが分かってしまう。一方で「まだ眠っていたいのに君が 無理やりに僕の手を引くから」はマジで叩き起こしているわけではなく、進んでいく君と立ち止まっていたい僕の比喩でしょう。からの「僕が月なら君は太陽みたいで」ってもう……頑張れ、僕…………。

MVは一組のカップルの物語を追っているようで、なんかこういう彼女がいたような気がしてきます(ない記憶です)。曲だけ聴いたときとMVを最後まで見たときでもどかしさが段違いでした。「それじゃ、またね」の割り切れてなさそう感マシマシ。 とにかくMVも必見です。

■アルバム

アルバムは「これは全曲良かった!」「頭から通して聴きたい!!」と強く思った作品を挙げてみました。

iri『neon』

「アルバムの曲順で通して聴く良さってこれよね!!!!」と、アルバムとして聴くべき理由を強く感じた1枚。「はずでした」から「摩天楼」までの流れが最高です。

このアルバムにフォーカスしたライブツアー「iri S/S Tour 2022 “neon”」を先日WOWOWで拝見しまして、そちらもすごくかっこよかったです。

KAT-TUN『Honey』

とにかくおしゃれでかっこいい。これを聞きながら歩くだけでたとえ地元でもちょっとクールな気持ちになれます。KAT-TUNまじかっけえ。

このアルバムでのツアーも気になるなあと思って一般販売を覗いていたのですが日程が合わず。しかし円盤のほうは買いました! プロモーション映像があまりにもよくて。演出も衣装もかっこいいんだぁ……。

ライブ映像で見た亀梨くんのソロ「夜は空いてる」がとてもよかったのですが、サブスクで聞けるバージョンには入っていない! なるほど、CDを買う理由がこういうところにありますね。

フィロソフィーのダンス『愛の哲学』

11月に推しメンである十束おとはさんが卒業したグループ・フィロソフィーのダンスより、4人体制最後のアルバム。おとはすが「遺作」と話す1枚で、本当に愛が詰まっていて素晴らしかったです。

配信で先に聴いた曲ばかりだったのですが、最後の表題曲「愛の哲学」まで、通してじっくり聴いてよかったなあと思えたアルバムでした。以前書いた感想はこちら

Sexy Zone『ザ・ハイライト』

80年代をイメージした大変コンセプチュアルな1枚。Sexy Zoneの音楽とメンバーのボーカリストとしての幅を楽しめるアルバムでした。これも一部の曲がつながっているので、曲順で聴くべき理由がしっかりあります。

Sexy Zoneのオタクであることは一旦忘れたとしてもこのアルバムはめちゃくちゃよかった……。あらゆる人に勧めたい。ジャニオタでもドルオタでも音楽オタでも特に音楽を聴かない人でも。我が家では母(50代)に刺さっていました。以前書いた感想はこちら

堂島孝平『FIT』

1曲ごとに違う色を放っているのですが、堂島さんの声という軸が一本あるからなのか、これもしっかりアルバムとして聴きたい1枚。堂島さんの声、好きなんですよねえ。やわらかいけどそれだけじゃないというか、いい意味でちょっと癖があるというか。

お声をしっかり認識できるようになったことでSexy Zone「レディ・スパイシー」を堂島さんバージョンで脳内再生できるようになりました。本当に聴いたような気がするのですがこれはない記憶です。……堂島さんの声好きって話をした後に結構真逆のことを言います! またSexy Zoneに曲提供してほしいです!!

清竜人『FEMALE』

清竜人さんが出演されていた舞台『今、出来る、精一杯。』の映像をユーロライブで今年拝見し、それもあってかなり印象的な1枚です。

劇中で歌われた「いない」はもちろん大好き。軽やかでおしゃれなメロディだとしても歌詞がじっとり重くて好き。こんな風に、まさに「FEMALE」に身も心も奪われてみたいなあと思ってしまう。怖い怖い。

この記事が参加している募集

私のプレイリスト