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映画「1917命をかけた伝令」のあらすじ・感想

こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

「全編ワンカット」

映画「1917命をかけた伝令」のキャッチコピーです。

「アメリカン・ビューティー」「007スカイフォール」などで知られる名匠サム・メンデスが、祖父の戦争体験を基にして創った戦争ドラマです。

ワンカット映像とはどんな映像なんだろうと、とても興味がわき、2020年2月に日本で公開されてすぐに観に行きました。

期待通り、大きなスクリーンの中に私たちを引きずりこんでしまいそうな臨場感を味あわせてくれて、とても感動しました。

そんな映画「1917命をかけた伝令」が最近アマゾンプライムビデオでも見れることを知り、再度鑑賞したわけです。

計3回ほど鑑賞しましたが、毎回飽きることなく見入ってしまいます。

なぜでしょうか?

きっと、目的に向かって走り続けるイギリス兵の情熱に魅力を感じたことと、ワンカットの長回し撮影の臨場感に圧倒されたからだと思います。

今回は、この映画「1917命をかけた伝令」についてレビューしたいと思います。

製作年:2019年
時間:119分
監督:サム・メンデス
出演:ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ等

この作品は、主人公に2名の若手俳優を起用し、脇にはコリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチという大物俳優を固めています。

そして、ハリウッドを代表する撮影監督、ロジャー・ディーキンスとタッグを組み、第92回アカデミー賞(2020年)で、作品賞、監督賞等10部門ノミネート、撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞しました。

では早速、映画「1917命をかけた伝令」のあらすじ・感想をご紹介しますね。

1)映画「1917命をかけた伝令」のあらすじ

まず、1917命をかけた伝令のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはしないのでご安心ください。

1917年4月6日、第一次世界大戦の真っただ中、イギリス・フランスの連合国軍の第8連隊に所属するブレイク上等兵とスコフィールド上等兵が、ある重要な任務を伝えられます。

西部戦線のドイツ軍が後退しており、マッケンジー大佐率いるデヴォンシャー連隊(D連隊)が、チャンスとばかりに追い詰めているところでしたが、実はそれはドイツ軍が都合の良い要塞まで誘引し、そこで猛攻撃をかけるという作戦だったのです。

このままでは、D連隊1600名の兵士が全滅してしまいます。

イギリスの航空偵察機によりその作戦を把握したエリンモア将軍は、D連隊へ連絡したいが、電話線が切られてしまって伝えることができません。

そこで、エリンモア将軍は、土地勘に詳しくD連隊に兄ジョセフが所属しているブレイク上等兵とスコフィールド上等兵2名に、明日の朝までに攻撃中止の命令をマッケンジー大佐の元へ届ける任務を命じました。

D連隊にいち早く追いつくためには、ノーマンズ・ランドという危険な無人地帯を通っていかなければなりません。

ブレイクとスコフィールドは、ドイツ軍が陣取っていた塹壕へ到着しますが、洞穴に入った時ブービートラップに引っかかってしまい、生き埋めになりかけたスコフィールドをブレイクが救い出します。

広い平原に出ると、人のいない牛だけがいる民家にたどり着きます。

そこで、スコフィールドは空の水筒にミルクを入れ始めます。

そんな時に上空で連合国軍に撃墜されたドイツ軍の戦闘機がブレイクとスコフィールドの近くに落ちてきました。

2人は、火にまみれそうになったドイツ軍兵士を救い出し、ブレイクは介抱し、スコフィールドは水を汲みに行きます。

するとスコフィールドは、後ろでブレイクの悲鳴を聞きます。

何と錯乱状態のドイツ軍兵士に腹を刺されてしまったのです。

スコフィールドはすぐにドイツ軍兵士を射殺し、ブレイクを何とか立たせようとしますが、ブレイクは痛がり立ち上がることができませんでした。

そして、ブレイクはこの任務の完遂と兄ジョセフを探し出してくれとスコフィールドに言い残し息を引き取りました。

絶望的な気持ちに陥るスコフィールドですが、自分が遂行しなければ多くの味方が死んでしまう、どうしても攻撃中止をマッケンジー大佐に伝えなければ!と強い責任感と使命感に燃え、突き進みます。

たった一人になったスコフィールドは、無事に任務を遂行することができるのでしょうか?

2)映画「1917命をかけた伝令」の評価・感想

次に1917命をかけた伝令の評価・感想をご紹介しますね。

評価はあくまでも私の個人的なものになりますので、ご了承ください。

満足度4.0★★★★☆

ワンカット映像は、本当に目が離せない臨場感を私たちに見せてくれます。

スコフィールドが、進むのに人が邪魔でなかなか前に行けないため、塹壕から飛び出て周りから「殺されるぞ」という声も無視し、走り出したシーンは、一番圧巻です!

戦争中の塹壕というのは、作るのも大変ですが、行き来するのも狭くて大変なんですね。

主役のスコフィールド演じるジョージ・マッケイという役者さんは、この映画で初めて知りました。

すごいイケメンでもなくごくごく普通な感じの青年ってところがリアリティあり、すごくナイスなキャスティングだと思いました。

最初の方で、スコフィールドが、エリンモア将軍に「伝令は僕たちだけですか?」と聞くシーンがあります。

そこで、将軍は「地獄または天国へ速き旅人は常に独り」と言います。

何かの引用だと思うのですが、調べたところラドヤード・キップリングの詩だそうです。

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3)映画「1917命をかけた伝令」の口コミ

次に1917命をかけた伝令の口コミをご紹介しますね。

4)まとめ

いかがでしたか?

今回は、映画「1917命をかけた伝令」のあらすじ、感想などをご紹介しました。

ワンカット(風)の長回し映像は、戦場を走り抜けるシーンには臨場感があり、ぴったりの手法ですね。

目的に向かって突き進んでいくスコフィールドのひたむきさと責任感の強さには感動します。

自分だったらこういう行動ができるだろうか?

「攻撃中止」を伝えるだけで、決死の任務!

しかしその言葉を伝えないと1600名の命が消えてしまうかもしれないというプレッシャー。

戦争映画をいろいろ観ていますが、いろいろな勇気のカタチ、責任感のカタチ、そして人間の弱さなどを教えてくれて勉強になります。

これからもたくさんの戦争映画を観て、多くを学んでいきたいと思います。

そして、絶対に戦争反対!!

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