留学ってもっと感動的な終わり方だと思っていた話
5月22日
これが私のプログラム終了日の予定だった。
今はまだ3月末。なのに数千人住んでいるはずのこの寮には数えられるほどしか学生が残っていない。
ついこの間まで
「中国が、日本がやばいらしい。」
「スコットランドでよかったー、こんなところまで来ないよね笑」
そんな話ばかりしていたはずだった。
いつの間にか、目の前で猛威を振るっていたCORONAVIRUS (COVID-19)
大学の咄嗟の判断と、対応は素晴らしいものだったと思う。
(もしよければ下のURLから大学が公式発表しているDaily updatesを見ていただければと思う。)
授業はオンライン化、テストは中止またはオンライン化。任意帰国も可能であった。多くの学生が、すぐに帰国をはじめ、街中にスーツケースを持つ学生が目立つようになった。
きちんとお別れも言えず、いつの間にか寮から、大学から去っていた友人も多かった。
交換留学生の私からすると、次に会えるのはいつ、どこでなのか分からない。
留学の別れの勝手なイメージは
”熱い抱擁と、お手紙とか渡し合って、泣きながら再会を祈る。”
みたいなものだったんだけど、全く違った。映画の観すぎなのだろうか笑
昨日まで一緒に話してたのになあ、ご飯食べてたのになあ。
またどこかいこうねとか、ご飯行こうねっていっぱいした約束は果たされないかもしれない。そう思うと何とも言えない感情がこみあげてくる。
別に大したことを書こうと思ってnoteを開いたわけではなく、
ただこの行き場のない悲しみと中途半端に終わってしまい途方に暮れている自分に対してessay頑張れよーって言いたいがために書いてみた。
日常って簡単に崩れるんだなって、身をもって学んだ。
こんな歴史的なpandemicに立ち会えるなんてめったに無い経験なのもわかっている。
だけど留学ってもっと達成感と、留学場所や友人への名残惜しさの感傷に浸るものじゃないんだろうかとか考えてしまうなあ。
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