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何か挟まってるみたい…?股関節を深く曲げたときにあるビミョ〜な違和感の正体

こんばんは。
筋肉がふわっと柔らかくなるミオンパシー 辻村裕美子です。

例えば、深くしゃがんだとき。脚の付け根の奥深〜いところに何かを挟んだかのような、何とも言えない違和感が出ることはありませんか?もし思い当たることがあれば、それは股関節周辺の筋肉がロックして硬くなっていることが原因です。

今回は、筋肉のあまり知られていないある仕組みについてお話します。

本来の筋肉は収縮することで体を動かしたり支えたりしています。それが、ある一定の条件が揃うと”ガチン!”とロックがかかり、伸びも縮みもしない身動きのとれない筋肉になってしまいます。

では、何のためにガチンとロックをかけてしまうかというと、それは「守る」ため。

私たちの筋肉には、突然伸ばされたり、衝撃が加わったり、長時間負荷がかかり続けるなど筋繊維が損傷しそうな状況に置かれると「筋繊維がちぎれてしまわないようにものすごい速さで縮んで硬くなり防御する」という機能が備わっています。

筋肉がちぎれそう!危ない!傷つきそう!
となった瞬間、筋肉のセンサーの役割を担う筋紡錘から「縮んで守れ!」という信号が送られるのです。

この筋肉の守るスイッチON!の反応は、脊髄反射、伸張反射とも呼ばれます。

ここまでは生理学の本にも出てくる筋肉の仕組み。ここから先は、まだあまり知られていない筋肉の仕組みです。

筋肉の守るスイッチが入ったとき、ある一定の条件が揃うことで「守る反応をとった筋肉が硬く、太く、縮んだまま元に戻れない」という事態に陥ることがあるのです。

この守るスイッチがONのまま元に戻れない筋肉のことをミオンパシーでは「筋肉ロック」と呼んでいます。

冒頭にあげた、股関節を深く曲げたときに出る奥深くの何とも言えない違和感。これは、股関節の筋肉に筋肉ロックが蓄積した結果、股関節を曲げたときに本来縮むべき筋肉が十分に縮みきれず邪魔をして、何か詰まったような妙な違和感を出してしまっているのです。

「筋肉は、硬くなりっぱなしのまま元に戻れなくなることがある」

このことは、あまり重視されていません。
ただ、実際に私たちの身体で起きている現象であり、ほとんどの身体の痛みやコリ、動作の不調を生み出している原因となっています。

股関節のつまり感の正体。それは、硬く太く短くなったまま伸びも縮みもできなくなった「筋肉ロック」です。

「筋肉は硬くなりっぱなしになることがある。これさえ知っておいていただければ!!!こんなに遠回りせず改善できたはずなのに…!!!」

施術の現場ではこんな悔しさを抱く場面が多々あります。
筋肉にもともと備わる守る仕組みが働いての硬さなのに、それが知られていないことで不調の改善から遠ざかってしまっている、というケースは珍しくありません。

硬くなった筋肉に過度な負担や無理に伸ばすなど、筋肉の守るスイッチを強固にさせてしまい返って悪化させてしまっている…という方もいらっしゃるほどです。

もし、これから何か身体のケアやエクササイズ、トレーニングを始めようとしているなら、まずご自身の筋肉にこんな問いかけをしていただきたいと心から思っています。

「今、筋肉はどんな状態だろう?」
「ちゃんと収縮できるかな?それとも硬くなっているかな?」

もし、筋肉がロックして守るスイッチがONのままになっているなら、まずは本来の状態に戻すことが必要。守るスイッチON→OFFに一旦リセットしてあげることが肝心です。

そのリセット法はとっても簡単。
「硬くなった筋肉がゆるむポーズをとってじっとする」
ただこれだけです。

その手法をYoutubeのライブ配信でご紹介しています。
17日のライブ配信では、股関節のつまりの原因となる筋肉のひとつ「内転筋」をセルフ整体でゆるめていきます。もし股関節のトラブルや、しゃがみ込んだときの違和感でお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひ一緒にゆるめていきましょう!

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