事例問題っぽいメモ/暴力団排除に取り組みます(?)
事例問題っぽい感じになったので、備忘録的にまとめておきます。
アイディアのある方は、随時募集しています。
本当はゆっくり考えたいのですが、直前期なので、もう少し添削を終えてから検討してみます。
事例
1 Xは、法律系資格試験講師をやりながら自治体での法務研修を担当することもある。
都道府県の一つである自治体Y府は、研修関係の業務をZ社に委託している(Z社は指定管理者である)。
Z社は、Y府で行われる各研修を、自社と業務委託契約を締結している講師に依頼している。
Xは、これまで、Z社からさまざまな自治体の法務研修を受託し、Y府からの法務研修の依頼も複数回受けていた。
2 Xは、20XX年、Z社より、「今後、Y府からの仕事を受けていただくには、別添の誓約書を提出しなければならない」と連絡を受けた(内容については別添資料参照。)。
Xは、以下のように考えている。
条例を遵守することや暴力団と関わりを持っていないこと及び関係各所への情報提供については誓約書を提出しても構わない
「……取り組みます」(資料末尾下から2つ目の■部分(以下「本件条項」という。)という誓約書を提出することに違和感を覚えている
Xが誓約書の提出に違和感を覚えた理由は以下のとおりである。
Xは、講師をする前は弁護士をしており、弁護士会の民事介入暴力・非弁活動取締委員も務めていたため、暴力団対策の重要性は理解している。しかし、弁護士を離れた今となっては、積極的にそのような活動に「取り組む」つもりはない。
本件条項は「取り組みます」としているため、法令で求めること以上のことを規定している可能性がある(ここは調査不足です。面倒なのでどなたか教えていただけると幸いです。)
また、従前は、研修を担当する際にこのような誓約書を提出させる運用は行われておらず、急にこのような誓約書の提出を求められるに至った経緯も不明である。
そのような中で、「取り組みます」という内容の誓約書の提出はしたくないと考えているが、これを提出しなければ業務の依頼を受けることはできないため、悩んでしまっている。
設問
Xに対し、どのようなアドバイスをするのかを検討してください。
資料
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/34578/00359226/seiyakusyo_sitauke_yousiki1-2.pdf
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