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3回目の挑戦で合格|2022年オンライン添削合格体験記(1)

オンライン添削の合格体験記は、ご提出いただいた順番に掲載しています。

今回は、リンク先のブログの執筆者による合格体験記です。オンライン添削の利用のメリットなどを記載してくださっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

受験回数

3回目

受験資格

法科大学院卒業

1.オンライン添削を利用したきっかけを教えてください。

司法試験1回目、2回目は不合格でした。2回目は惜しくも不合格となり、大きな原因は論点落としなどの基礎知識の不足と誘導に沿って書くことができないことでした。

論文の点数があと6、7点取れていれば合格できる点数でした。そのため前述した論点落としや、問題文の誘導に沿って書けないということが改善できれば、合格できました。

しかしながら、3回目の試験でも同じようなミスを繰り返す可能性があるのではないかと思いました。そのため、文章力を向上させ点数を全科目安定させていく必要があると思いました。もしかしたら、2回目も文章力が高ければ、6,7点は補えたかもしれませんし。

また、出題趣旨・採点実感を読むと、やたらと「説得力」というワードが書いてあります。したがって、説得力についても採点に考慮されているだろうと思い、説得力を上げるために、文章力の向上に定評のある安田先生にお願いすることにしました。答案を書くことをペースメーカーに勉強したいと思いましたし、何回も書かないと、答案は改善されていかないだろうと思ったので、50通の添削とミーティング付のコースを選択しました。

100通の添削ではなかったのは、3回目の受験が、試験まで残り約半年という状況で、50通が半年という期間を想定されて作られたコースだったからです。ちなみに、プラス8通追加したので、合計では58通書きました

2.オンライン添削の添削や個別ミーティングが合格に役立ちましたか。

大変役に立った。

3.[2.]のように回答した理由を教えてください。

添削については、知識面だけではなく、文章の流れや文章の表現についても指摘していただけました。文章も人それぞれ癖みたいなものがあるので、自分でいいと思って書いていても、プロの視点から見れば直したほうがある部分は多々あると思います。

こういう自分では気づかない部分は自己添削では限界な部分であると思います。そのような、自分の文章の癖やこうしたらもっと見やすいとか分かり易いという部分は全科目に共通する部分もあるので、改善することで、安定した良い答案が書けるようになると思いました。

ミーティングについては、答案添削で疑問に思ったこと、普段の学習で疑問に思ったこと、今やっている勉強が合っているか確かめることができること、先生に一週間の勉強の成果を報告しようと一週間単位で勉強を頑張っていけること等、様々なメリットがありました。

また、最初のミーティングでは、法律とは関係な論理トレーニングの本をお勧めされ、最初はなんかドラゴン桜みたいな漫画みたいな勉強だな、果たして意味あるのかなって思っていましたが、論理トレーニングの接続詞の問題を解いていくなかで、基本書、判例集、司法試験などの問題文を見ると、自然と接続詞に目がいくようになり、文章の理解が劇的に向上し、読むスピードも向上していったと思います。

これには正直ビビりました。 したがって、添削とミーティングは大変役立ちました。

4.オンライン添削と他社の模試・答練の添削の違いを教えてください。

他社の模試・答練は書けたか書けなかったかに重点を置いていたり、添削者が入れ替わるため一人の添削者による一貫性のある添削がないので、なかなか自分のスタイルのある答案を書くようになることは難しいと思います。

安田先生の添削は、一行一行丁寧に添削してくれて、問題のない記述には「OKです。」と記載してくれるので、どうのような文章を書けば点数になるか相場感が自然とわかるようになります。したがって、自信を持って答案を書けるようになっていきます。

おそらくですが、司法試験委員の感覚と安田先生の感覚に近いものがあるのかもしれません。ある日、Aランクの上位再現答案を見ると、なんとなく自分の答案と似ているのに気づき、なんか実力が上がってきたのではないかと感じたことがありました。

5.オンライン添削受講開始後、試験対策の進め方に変化はありましたか。

安田先生とのオンライン添削、ミーティングをする前までは、予備校本のみ使用して勉強したのですが、安田先生とミーティングしていくなかで、基本書、判例集、短文例問題集が自分には必要だということに気づき、予備校の教材から、徐々に基本書をメインテキストになっていきました。おそらく、基本書などで、一人の学者の先生の書いた流れのある文章を読んだほうが、流れのある文章が書けるのではないかと思ったからです。また、過去問を起点として勉強しました。

起案の前には、司法試験の問題文は見ずに、辰巳法律研究所のぶんせき本で、どのような論点が出たかだけ見ました。例えば、窃盗罪の死者の占有が出たら、当該論点だけ勉強するのではなくて、持っていた基本刑法で窃盗罪のところ全体を読んで知識に穴が出ないようにしました。そうして窃盗罪の基礎を固めた後に、時間を計って過去問を書いて、その後に出題趣旨・採点実感を読むようにしました。そうすると、結局は基礎を固めれば、合格ラインに達するということが認識できました。そうすることで、知識が穴がなくなってきます。

前の記述と関連しますが、大事なのは、起案する前に出題趣旨・採点実感を読まないことだと思います。初見の問題のように解くことで、ミスを敢えて誘発させて、そこを修正していくことが重要だからです。

書けなかったにしても、インプット不足なのか、問題文をしっかり読めていなかったといったように理由は異なりますから。そこで出た反省点を抽象的に捉えて、改善していくことでさらに実力が上がって答案が安定していくのではないかと思っています。

あとは、安田先生のオンライン添削受講後、出題趣旨・採点実感の原文を法務省のホームページから印刷して読むようになりました。起案後、出題趣旨・採点実感を読むことで本番なんらかの手助けになると思います。

また、日々、どの科目をやったのか手帳につけるようにしました。また当該科目でやり残した分野があったら、次回そのやり残した分野から忘れずにやれるように手帳にメモしていました。司法試験は、全体的に知識の穴を無くすことで安定的に合格答案が書けるようになっていくものだと思います。そのため、手帳に勉強した科目書いて8科目バランスよくしていく必要がありました。

手帳に書くことで、3週間も間が空いた科目が判明したりしました。バランスよく勉強することで忘却を防ぐことができます。また、判例集を問題集代わりにするやり方も身に付きました。

6.オンライン添削は、これから試験を受ける受験生にお勧めできますか。

大変お勧めできる。

7.[6.]のように回答した理由を教えてください。

安田先生は考えるきっかけを与えてくださり、こうしなさいとは言いません。しかし、論文式試験故にそれでいいと思います。

なぜなら、最終的に初見の問題で自分なりの論理の中で結論を導く必要があるからです。オンライン添削によって、勉強のペースメーカーになりますし、実際書いてみないとどこに問題があるか分からないことが多いと思います。

また、一定の量の答案を書くことで自分なりの答案スタイルができてくると思います。そうなったら、本番に安定感のある答案が書けると思います。また、ミーティングで答案の書き方面を質問したり、知識面を質問できたりするので、回数を重ねるごとに、知識面や書き方面で穴がなくっていくと思います。

そして文章力が付けば、あとは正確な知識をそこに流し込むだけみたいな感じなります。つまり、文章力が答案の土台を作ってくれると思います。

8.オンライン添削を利用している又はこれから利用しようとしている後輩受験生にエールをお願いいたします。

安田先生の答案添削によって、答案を改善してくことで自然と合格答案が書けるようになってくると思います。あとは、合格するために何が必要が、今の不合格要素があるとしたら、どこにあるのか、具体的に常に頭の中で考えておく必要があると思います。

複数回受験生は 本当に合格できるだろうか不安になると思います。でも、止まない雨はありません。日々の積み重ねが、自分でも信じられないほどの高みに連れていってくれると思います。

[安田コメント]合格体験記をありがとうございます!色々と分析しながら、合格に向けて修正していった道筋が、後輩受験生の参考になると思います。

今後のご活躍を応援しています!!

※この合格体験記は、リンク先のブログの著者の体験記となります。再現答案の分析が、とても勉強になりますので、必見です。


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