【ネタバレあり】エミリー・ローズ

「失敗した悪魔払いは裁判で裁けるか」という興味深いテーマ。

もっと法律とか宗教のうんちくのシーンメインかなと思ってたらしっかりホラーシーンもあって良かった。
こういう問題難しいよね…。

エミリーの症状は進行が早すぎる精神疾患に思えなくもないし。
悪魔の存在の証明なんてできないし。

最後の裁判のシーンの「悪魔の存在は証明できません。でも可能性はあります」と「精神疾患」「薬をやめたことによる悪化」など全ての問題を「可能性はある」としつつも「エミリーが神父を信じていたのは紛れもない事実」と言っていたシーンはカッコよかった。
結局そこにつきるよね。

とは言え信仰心を利用して悪さする輩がいるから、裁判はやはり必要なわけで。

オチはびっくりした。
あんな裏技みたいな判決できるの？
向こうって陪審員が刑の重さに意見とか言えるのか。

あの裏技判決も検事と弁護士の対決に対する回答としてすごくよかった。

腹八分目で丁度よい。ごちそうさまでした。