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沖縄県北大東島の見所紹介②

前回に続き、沖縄県最東端の島・北大東島の名所を紹介します。燐鉱石貯蔵庫跡が近い集落・島西部の港地区から進めていきます。

1.玉置半右衛門の碑

玉置半右衛門の碑修正

玉置半右衛門は北大東島の開拓を始めた主宰者。島西側の集落・港地区の県道184号を島の中心から西港に向かって進むと、港地区で最も高い場所付近に階段を上る場所に「玉置半右衛門之碑」があります。かつては木で出来ていましたが、昭和32年(1957年)に現在のコンクリートになりました。毎年11月1日は村役場主催で先人の偉業を讃え、祈祷祭が行われます。

2.金刀比羅宮

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玉置半右衛門の碑から西へ進み、電話施設の隣の砂利道を進むと、沖縄には珍しくえびすさん、こんぴらさんを祀っている神社・金刀比羅宮があります。香川県にある金刀比羅宮と同様、航海安全や大漁祈願にご利益があると言われています。

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相撲の土俵があります。

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そばに鳥居が2つあります。

3.北大東島灯台

郵便局

金刀比羅宮から島の中心に向かい途中に郵便局があります。

北大東灯台1修正

郵便局から畑が広がる景色の中、途中に見えるのが北大東島灯台。島で最も高い場所・黄金山の山頂付近にあります。

灯台修正

灯台入口手前までは、北大東郵便局過ぎてある畑の中にある細い道路を登っていきます。

4.島の宿は二六荘とハマユウ荘の2か所のみ!

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北大東島には宿泊施設は2か所。うち1か所は西部・港地区にある旅館の二六荘。二六荘の食堂隣には浅沼商店(写真)があります。

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ハマユウ荘は二六荘から更に島の中心にあります。

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ハマユウ荘はホテル。こちらの写真では右奥方向に延びる道路を進むと西港や二六荘です。

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ハマユウ荘には展望台があり、展望台のうち南方向を眺めると、北大東島の特徴的な地形である長幕(ながはぐ)の見通しが良いです。長幕については後述。

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ハマユウ荘の隣、ちょっと県道を西港方向に進むと民俗資料館があります。事前の予約が必要で、私は土日だったので中を見ませんでした。

私は今回の旅行でハマユウ荘に宿泊しました。ハマユウ荘については記事で詳細を書いていますので参照願います。

参考:LINEトラベルjp

5.村役場と中野のビロウ林

北大東村役場

島のほぼ中心に村役場(写真)、隣に観光案内所があります。

中野ビロウ林修正

開拓前、北大東島の平坦な地形の多くはビロウの林でしたが、開拓によって激減。村役場すぐ近くにあるビロウは島民が大切に残した林で村の天然記念物です。

6.大東宮と東北大学ボーリング調査碑

大東宮鳥居修正

村役場から少し東に進むと、島で一番大きな神社・大東宮があります。南大東島の大東神社と同様、天照大神を祀り、ダイトウオオコウモリが夜間飛び回る事でも知られています。

大東宮境内修正

当初は現在の北大東島灯台の場所にあったが、現在の島の中心に移設。

東北大学ボーリング調査跡地

大東宮から少し東に進み、ため池の手前に石碑があります。東北大学の研究者が島の地質調査のためにボーリングした場所で、掘っても掘っても琉球石灰岩しか出てこなかった場所です。

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前々回とりあげた北大東空港の土産に多かったのが月桃製品。月桃を加工する施設がボーリング碑から少し東に進むとあります。事前予約して平日なら見学も可能ですが、自分は土日に訪問したので不可でした。

7.長幕(ながはぐ)

長幕石碑修正

ハマユウ荘の所で少し触れましたが、北大東島は内陸部を囲むように屛風(びょうぶう)の様な絶壁が連なっており、特に南側が目立ちます。絶壁は急坂で開発しにくく、人も入りにくいので自然が残され、国の天然記念物となっています。島の南部に長幕(ながはぐ)の碑や看板があります。

8.秋葉神社

秋葉神社境内

島の東部・北大東空港に近い場所にある神社が秋葉神社。火の神様が祀られ、無病息災にご利益があるそうす。こちらにも土俵があります。

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秋葉神社は意外と小さかったです。

ハイビスカス

境内できれいだったのがハイビスカス。火の神様を祀る秋葉神社にお似合いです。

ハイビスカス秋葉神社

ハイビスカスをもう1枚。


ここまでご覧くださり、ありがとうございました。次回の離島noteから鹿児島県与論島の予定ですが、3月は別テーマで短く書いていきます。

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