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グルカサンダルという選択肢

こんにちは。イシカワです。

先日は"RAKINES/walenode23AW受注会"に足を運んで頂き、受注もして頂き有難う御座いました。皆様にとって良い機会だったと思えて頂けていれば幸いです。今週10日(金)-13日(日)は「Slopeslow23AW-24SS受注会」となります。展示会も1年に1度となったSlopeslowですのでフルで1年分お楽しみに。


そして花粉が日常に溶け込んで来よりましたね。全然求めてないのに。学年に一人はいる感じのダルさ。「よっ!」くらいで終わってくれたらいいのにな。

花粉と同時に春の訪れも毎年感じます。ファッションを一変させるタイミングが今年もきた。冬服からガラッと変わるこの春夏は個人的に好きなタイミング。特に今年の春は環境も変わり、目標も明確になり、毎日邁進する時なので初心の気持ちでファッションを楽しめている。新店舗についてもまたご報告します。お楽しみに。

そこで皆様にもこのフレッシュな感覚を伝えていこうと。そこで今日は僕の愛用「ジャコメッティ」をご紹介させて下さい。また自分の念願の”アレ”を一足買い足して幅を広げてやりました。




F.LLI GIACOMETTI
(フラテッリ ジャコメッティ)


フラテッリ ジャコメッティは、イタリア北部のドロミテ、アルプスを眺めるVENETO(ベネト)地方に残る唯一の職人メーカーのブランドです。地域に根付いたハンドメイドによる靴づくりは、スポーツの世界で進化を遂げて行く一方で、F.LLI GIACOMETTEIはハンドメイドシューズの文化を継承してきました。 そして現在、この土地に残る唯一の紳士靴メーカーとして、世界マーケットに向け多くの一流ブランドの生産を担っています。

昨今のアメカジブームの影響か、空前のアウトドアのトレンド感のカムバックなどでスニーカーを履く機会に目にする機会が多すぎたからか、はなんでもいいし、どうでもいいんですけど、最近は革靴を履くことが多々。元々革靴が殆どだった自分なもので、前職では幅を広げてもらえたという感じです。

今、MusterWerkではかなりのラインナップでジャコメッティの展開があります。是非一度見に来ていただきたい所なのですが、今回は僕も買わせて頂いた「グルカサンダル」をご紹介します。後半にサラッと他の型の写真載せておくので何か詳細知りたい型などあれば、お気軽にDM下さい。

オーナーが物凄く革靴愛好家ということもあり、毎日目にするということもあり、影響をガンガンに受けています。上記でも言った通り、今革靴履きたいし。一足ローファーを手にしているのですが、これがまた良い。本当に良く履いています。ただ時期が時期。春の訪れを感じる最中で季節の移ろいに置いていかれないようまず足元のマストアイテムから埋めてみてはいかがでしょうか?そんな発想で書いています。


グルカサンダル
「FG166」




OEMとしてエルメスやグッチなどビッグメゾンの革靴を支えてきたキャリアを持つフラテッリ・ジャコメッティ。カジュアルな印象の強いグルカサンダルですが、ジャコメッティの作るこれには隠しきれない溢れる品の良さを感じる。今からはソックスと合わせて履きます。その為の今までの提案だったのか?是非daughterのシルクを。また、革の使用面積が多く肌の露出のバランスがよい指の出ないデザインのため、カジュアルサンダルと革靴の両者の特徴をバランス良く感じられる二刀流です。大谷さん凄いですね。


軍靴として生まれたグルカサンダルの最大の強みは間違いなく「履きやすさ」。履いてて一番に感じました。なんじゃこれと。足の甲と足首に設計された4本のストラップが足をソフトに包むようなデザイン。綺麗に足の動きにフィットして連動する仕様。過酷な戦場での活動にも耐えうる実用性を重要視して作られた軍靴だからこそ、無駄のない最低限のデザインで最高のパフォーマンスを発揮します。


イタリア靴といえば芸術品のような美しさが特徴。アメリカ靴の無骨さも、イギリス靴のクラシックさも無い。そんなイタリア靴の十八番であるマッケイ製法は、ソールとアッパーを糊で接着したのちに、松ヤニでコーティングした糸を使用して縫い付けることで耐久性をアップ。イタリア靴の厚みや幅が薄いソール、細身なラストの印象を邪魔しない、実用性とデザイン性の高い製法がこのフラテッリ・ジャコメッティのFG166にも採用されています。軽量でソールの返りが良いのも特徴のひとつ。履き始めから足に負荷がかかりにくいので、実用性の高いグルカサンダルとの相性も良いのがマッケイ。これが秘密でした、最初からとてもはきやすかったのは。



FG166では、フラテッリ・ジャコメッティの革靴のラインナップでは定番となっているレザーソールの仕上げ「ヒドゥンチャネル」を採用しています。手間と高い技術が必要なヒドゥンチャネルは、ビスポークシューズにも多く採用されている製法。また、底飾りをほとんど施さず、ごまかしが効かないアウトソールの仕様から、イタリアにて唯一残る老舗シューズメーカーの高い技術と高い自信が感じられますね。好きです。



そしてお勧めしたいのがこの僕も買った”真っ白なホーススエード”のグルカサンダル。見たこともないんですよね。こちらはMusterオーナーがもう2年ほど愛用している逸品。オープンから通っている僕はずっと見てきました。「見れば見るだけ」が今ここにきて、満を持して決断に。ジャコメッティの持つサンダル木型「FAUSTO」の快適なフィッティング。伸び止めとして吐き口部にカンガルーレザーを挟んだ質実な耐久性。聞くと、こちらはもう日本への輸入がなくなるところだったと聞きます。ただMusterオーナーの懐の広さと好きを追求する気持ちと少しいかれた感覚から、「今シーズンも残せました」とのこと。よくわかりませんが、色や素材等で悩んでいる方は間違いなくこちらの白スエードをオススメさせてください。もう手に入らないかも。そんなハイスペックなFG166の本質はそのままに置いたこちら、この夏は白いスエードのグルカ包まれてみてはいかがでしょうか。




イシカワ


MusterWerk
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