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進んでいきたい道を選ぶ

先日、職場の先輩を尊敬できず、先輩からの注意やアドバイスをどうしても素直に聞けない、という相談を受けた。

素直になりたいのか、先輩を尊敬できる自分になりたいのか、尊敬できる先輩になってほしいのか、何を望んでいるのかによって、「何をするのか」は変わってくる。

尊敬というのは、頼まれてするものでもなければ、我慢してするものでもない。尊敬したければしたらいいし、したくなければしなければいい。

というと、乱暴に聞こえるかもしれないが、多分の多分、悩みはそこじゃない。

悩みという壁にぶつかって、どうしていいのかわからないと立ち止まってしまうとき、真っ先に開けたい引き出しは、解決策ではなくて「生き方」

なんだと、最近つくづく思う。

どう生きたいのか。どんな自分でありたいのか。

いつだって、答えはそこから生まれる気がする。

「どんなふうに生きたいか、ですか。むずかしいですね」という返事に、悩みの根っこは、ここにあるんじゃないかと思った。

「自分が望んでいることがわからない」

何を手に入れたいのかがわからない。だから、何をしたらいいのかがわからない。

自分のことを後回しにして、課された仕事や役割をきちんとやりこなしてきた人ほど、「自分が何を手に入れてたいのか」を考える機会は少なかったのかもしれない。

これまでに、自分がほしいものについてじっくりと考えたことがなければ、この問いの答えを見つけることはむずかしく感じるかもしれない。

昨日の今日で、「私がほしい人生はこれだ!」と明言できるものではないかもしれない。時間をかけて見えてきたものでも、あることがきっかけとなってほしい人生は変わるかもしれない。

それでも、自分の人生について考えてみるといいと思う。いや、考えてみてほしい。

何をすべきかではなくて、何をしたいか。

どうありたいか。どんなふうに生きたいか。

自分は何が好きで、何が苦手か。何が得意で、何が不得意か。何を大事にしていて、何は気にならないのか。自分自身を知ることは、進んでいきたい方向を明るく照らしてくれるよ、きっと。

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